銀座の映画館「シネスイッチ銀座」で大ヒットが続いています。
先週末に公開した『ベニシアさんの四季の庭』が、土日2日間で約2500人を動員。台風が来ていた月曜祝日はさすがに伸びなかったようですが、今日は再び初回から3回連続満席と好調でした。
同館では、7月後半に公開した『クロワッサンで朝食を』がここ数年で1番のヒットとなりました。窓口から出来た長蛇の列が晴海通りまで達し、しかもその列が何時間も途絶えることがなかったということで、業界でも話題となりました。
この『クロワッサン~』の公開初週土日が約2400人の動員だったので、『ベニシアさん~』はこれを上回ってしまったわけです。いや~すごい。
それだけじゃありません。先々週末から公開中の『大統領の料理人』も大ヒットとなっており、ちょっとした「シネスイッチフィーバー」が起きているのです。
各作品、それぞれヒットの理由がありますが、共通しているのは「衣食住」をテーマにしていること。『ベニシアさん~』は日本に住むイギリス人女性の暮らし、『クロワッサン~』はタイトルの通り、『大統領~』も実在の女性料理人が題材です。先日編成の方に話を聞き、本紙でも記事(8月30日付)にさせてもらいました。衣食住=ライフスタイルに関心の高い女性がたくさん来場している模様です。6月末から公開しスマッシュヒットとなった『スタンリーのお弁当箱』もインドのお弁当文化について知ることができる面白い作品でした。
今後の上映予定作品を見ると、昨年の東京国際映画祭グランプリ映画『もうひとりの息子』などが並んでいます。衣食住系の作品は一服のようですが、来年も同系統の映画が編成されるようなので、引き続き注目です。