いや~暑いですね…。もう、こう暑いと映画館に行って映画を観て涼むほかないですよね(無理やりか)。 というわけでオススメ映画をご紹介。
先週金曜日より公開されている『パシフィック・リム』です。
初めて予告編を観た時は、正直「大丈夫??」と不安でした。画面から溢れ出てくるB級感。豪快に「やっちゃってる」感。ギレルモ・デル・トロ監督の独特の世界観が、空回りしちゃってんじゃないかな~なんて…
とんでもなかったです。7月末に試写で観たのですが、その時の興奮が抑えられず、公開してからもう一度、IMAXの3Dで観に行きました。やはり最高でした。
一言で表現するなら「巨大ロボと怪獣が戦う映画」。一歩間違えれば、前述の通り「やっちゃってる」映画になってしまうところですが、ギレルモ監督がこだわりと愛を、そしてハリウッドが約200億円もの巨費を投じて「ロボ対怪獣」を描くと、これほど熱く、そして迫力のある映画になるのかと。
もう、菊地凜子さんの日本語の発音がおかしいとか、香港の描写が変だとか、難しいことはナシ! 童心にかえって、単純に映画を楽しめました。私、初めて劇場で観た実写映画が『ゴジラvsキングギドラ』(91年)なのですが、その時のワクワク感を思い出しました。あの映画で、北海道の原野を舞台に、ゴジラに向かってギドラが飛んでくるシーンがあるんですね。「両雄相まみえる」という感じでとても好きな場面なのですが、『パシフィック・リム』で、ロボットが怪獣を迎え撃つ場面の気持ちの高ぶりは、まさに『ゴジラvsキングギドラ』のそれ。
日本のアニメや特撮から着想を得た感じの表現もいっぱいあります。それがとても良い形でストーリーに組み込まれており、日本人にとっても「ああその感覚わかる」「その設定わかる」と、なじみのある場面が多いんじゃないかと思います。
もしかして、盛り上がってるのって私だけじゃ…なんて思っていましたが、ヤフー映画レビューでも熱狂的な書き込みが多く、5点満点中、平均4.15点(今日11時時点)という、この手の映画としては異例の高評価。どうやら、日本人にズドンと響く映画だった模様です。
まあ、とにかく百聞は一見にしかず。一人で観ても、デートで観ても、ファミリーで観ても、夫婦で観ても、誰でも楽しめる映画だと思います。この映画に限っては、DVDではなく、映画館で観るのが正解。ぜひ休みの間に観に行ってみてください。
最後に競馬の関屋記念の回顧。本命にしたドナウブルーは4着に惜敗。う~んちょっと敗因がわからない。いい位置で競馬していましたし、最後もいつも通りしぶとく伸びてきました。これで負けたら仕方ないというレースぶり。昨年勝った関屋記念と比べるとメンバーが強かった印象で、単純に力負けかもしれませんね。