ちょっと煽り気味の見出しになっちゃいましたが、6月のブルーレイ売上が、DVDを上回りました。
これは、毎月日本映像ソフト協会が発表している「メーカー出荷段階」の売上の数字。消費者ベースでの売上ではないので、一般の人にはなじみがない数字かもしれませんが、業界人が目安の一つとしているものです。
この6月度実績で、「販売用」(ほかにレンタル店用があります)のブルーレイ売上が75億7900万円で、DVDが71億9400万円となり、初めてブルーレイがDVDを超えたのです。
その月のタイトルによってこの数字は左右するので、今後ずっとブルーレイがDVDを上回る、という状況にはまだしばらくならないと思いますが、それでも大きな節目になるでしょう。
残念なのは、それで業界売上が伸びているわけじゃない点。ブルーレイの売上は順調に伸びているのですが、それを上回るスピードでDVDの売上が落ちているので、全体では結果的にマイナスとなっています。この6月にしても、ブルーレイは前年比51.5%増と大きく伸びていますが、DVDが36.3%も落ち込んでいるから困ってしまいます。なんとか、ブルーレイがDVDの減少をカバーするくらい伸びればいいのですが…。
あ、ちなみに今日はタランティーノ監督の傑作『ジャンゴ 繋がれざる者』の発売日なので、皆さん買いに行きましょう~。