今週末は競馬の祭典、日本ダービーが東京競馬場で行われます。その日の最大の注目はもちろんダービーですが、その前のレース「ダービースタリオンズステークス」もなかなか興味深いレースです。
このレースは、「お父ちゃんがダービーを勝ったことのある馬」しか出走資格が与えられない、日本ダービー当日限りの特別企画。21年前まで実施されていたのですが、今年久々に復活しました。
今日の時点で出走登録している馬の父親は次の通り。
ディープインパクト(アドマイヤカーリン)
キングカメハメハ(エーブフウジン)
ディープインパクト(カナロア)
タニノギムレット(キンセイポラリス)
ジャングルポケット(グルービーメテオ)
タニノギムレット(クワイアーソウル)
タヤスツヨシ(ケイワイツヨシ)
ディープインパクト(サンライズトゥルー)
キングカメハメハ(スーサングレート)
ネオユニヴァース(ダイシンハンター)
ディープインパクト(ターゲットマシン)
ネオユニヴァース(ブラングヴァース)
ディープインパクト(プレミアムテースト)
ジャングルポケット(ベルニーニ)
タニノギムレット(マイネルテンクウ)
タニノギムレット(ラウンドロビン)
キングカメハメハ(ラブラドライト)
スペシャルウィーク(ロイヤルダリア)
ディープインパクト(ロードランパート)
スペシャルウィーク(ローレルクラシック)
頭数で見てみると、
ディープインパクト6頭
タニノギムレット4頭
キングカメハメハ3頭
ジャングルポケット2頭
ネオユニヴァース2頭
スペシャルウィーク2頭
タヤスツヨシ1頭
という陣容。う~ん若干期待外れというか、予想通りというか…。馬柱の右上によく見る種牡馬ばかりに集中し、多様性には欠けている印象です。
日本ダービー馬だけでなく、アメリカ(ケンタッキー)、イギリス、アイルランド、フランスのダービー馬も対象だったのですが、結局外国の種牡馬をゼロ。また、日本ダービー馬にしても、サニーブライアンやフサイチコンコルドなど、「おっ」と思わせるような馬の産駒も出てきていません。(まあ、サニーなどは中央に現役馬がいないようですが)
そんな中、光るのはタヤスツヨシ産駒のケイワイツヨシでしょう。まだ500万下の身なので、各上挑戦(1000万下)となるこのレースに本当に出てくるかもわかりませんが、「ダービー馬の産駒限定」という企画の意義を最も感じさせるのがこの馬の参戦。出走してくればちょっと応援したいです。