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桜花賞、この馬が勝てば1番ドラマチックかも? (vol.2)

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桜花賞、この馬が勝てば1番ドラマチックかも? (vol.2)

2013年04月04日
 今週日曜日に阪神で行われる桜花賞、皆さんは本命を決めたでしょうか?

 自分は、特にお気に入りの馬がいるわけでもなく、まだ予想もしていないので、今どうしようかなと考えている最中です。  

 ですが、「この馬が勝てばすごくドラマチックだな」という馬がいます。プリンセスジャックです。戦績的には、かなり下位人気になることが予想されます。ただ、この馬と血統と鞍上に関してはちょっと注目しているんです。

 プリンセスジャックのお母さんは、ゴールデンジャック。オークスで2着し、重賞も2つ勝ちました。個人的にもけっこう好きな馬で、マヤノトップガンが勝った宝塚記念では無謀にも本命にしていました。

 ゴールデンジャックは母親としても優秀で、重賞を3つ勝ったサイドワインダーを産みました。プリンセスジャックはゴールデンジャックの10番目の仔です。

 ところが先月15日、そのゴールデンジャックが心不全で死亡したのです(競走馬のふるさと案内所・3月19日付)。本日付のスポニチにも載っていましたが、娘のプリンセスにとってここは弔い合戦となります。ゴールデンも桜花賞に出走し13着でしたが、プリンセスは果たしてどうでしょうか。

 加えて、鞍上の福永祐一騎手についても1つ。彼は今や中央競馬のトップジョッキー。今年の牝馬クラシック戦線でもたくさんの有力馬を依頼されたと思いますが、頑なにプリンセスジャックへの騎乗にこだわっているようです。

 数か月前に何かの新聞で読みましたが、福永騎手曰く、「自分のデビュー当初、どんなに下手くそに乗ってもゴールデン(&プリンセス)の先代の馬主さんには乗せ続けてもらった。自分が力を付けた今、恩返しをしたい」という理由から、上位馬とは力差があってもプリンセスに乗り続けているようです。

 力で上回るネオユニヴァースではなく、仁義を立ててエイシンチャンプを選んだエピソードもある福永騎手らしい話だと思います。

 というわけで、プリンセスが勝ったらなかなかドラマチックではないかと思っている次第です(馬券を買うかどうかは全く別ですが)。



平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。



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