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「週刊ブンコム」Vol.245／東宝3作品の著作権侵害で損害賠償判決など～

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　┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃　Vol.245　(2012.1.19発行）
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　～目次～

　(1)今週のピックアップ記事（映画版）
　(2)今週のピックアップ記事（放送版）
　(3)今週のピックアップ記事（音楽版）
　(4)文化通信.com更新状況
　(5)ブン記者の声

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┃(1)今週のピックアップ記事（映画版)　┃
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☆東宝3作品の著作権侵害で損害賠償判決（1月19日付掲載）

　東宝は、谷口千吉監督作品「暁の脱走」（昭和25年製作）、今井正監督作
品「また逢う日まで」（同）、成瀬巳喜男監督作品「おかあさん」（昭和27
年製作）の３作品のＤＶＤ（以下『本件ＤＶＤ』）を、著作権者である東宝
に無断で製造・販売する（株）コスモ・コーディネート（代表者：藤岡秀太
郎）に対し、東京地方裁判所に著作権侵害差止等請求訴訟を提起した。

　平成21年６月、東京地裁は東宝の主張を認めて、コスモ・コーディネート
に対し、本件ＤＶＤの製造・販売等の差止及び損害賠償を命じる判決を下し
た。これに対し、コスモ・コーディネートが控訴したところ、知的財産高等
裁判所は、平成22年６月、本件ＤＶＤの製造・販売等の差止は認めながら、
損害賠償請求については、コスモ・コーディネートの過失が認められないと
して、これを棄却した。

　そこで東宝は、最高裁判所に対して上告受理の申立をした。最高裁はこれ
を受理し、本年１月17日、コスモ・コーディネートの過失が認められないと
した原判決を破棄し、コスモ・コーディネートの損害賠償義務を認める判決
を下した。本件は、知財高裁に差し戻され、さらに審理されることとなった。
17日の最高裁判決は、旧著作権法下における日本映画の著作物の保護につい
て、初めて判断した画期的な判決と言える。東宝は今後、17日の判決内容に
基づいて同様な侵害品の排除などに迅速に対応していきたいとしている。


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┃(2)今週のピックアップ記事（放送版)　┃
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☆ＴＢＳけいおん誕生日15日イベント売上歴代２位（1/19付掲載）

　興収15億円突破し大ヒット公開中のアニメ映画「けいおん！」のキャラク
ター誕生日イベントが今年もＴＢＳｉｓｈｏｐで行われた。今回は、１月15
日が誕生日の　“秋山澪ちゃん”　をお祝い！ということで、ｉｓｈｏｐ内で
の「けいおん！」販売コーナーである「桜高購買部」を　“澪ちゃん”　一色
のスペシャルバージョンとした。

　この日のために新たに商品化した、本革の長財布やリュック等を中心に、
その他の商品にもたくさんのファンが殺到し、歴代誕生日イベント２位の売
上を達成するなど、今回も大成功のイベントとなった。


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┃(3)今週のピックアップ記事（音楽版)　┃
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☆ＷＭＪ、高橋優フリーライブ＆握手会ツアー（1/19付掲載）

　シンガー・ソングライター、高橋優が17日、北海道札幌市のサッポロファ
クトリーアトリウムから自身初の「フリーライブ＆握手会ツアー」をスター
トした。

　この「フリーライブ＆握手会ツアー」は、６枚目のシングル「卒業」（１
月18日発売、ワーナーミュージック・ジャパン）の発売を記念した企画で、
22日の神奈川・相模大野ステーションスクエアまで全国５都市で実施する。

　初日となった札幌では、１５００人を超える観衆が集まり、高橋は、２０
１１年上半期ラジオチャート邦楽１位を記録した東京メトロのＣＭソング
「福笑い」などを熱唱した。

　シングル「卒業」は17日付オリコンデイリーシングルランキングで６位と
好スタートを切った。


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┃(4)文化通信.com更新状況（1/12～1/18）　┃
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【インタビュー】TBSラジオ＆コミュニケーションズ　杉崎氏（1/18更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1513

【芸能音楽デスクコラム】2012年の顔は武井咲。（1/18更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1515&bc=2

【大高宏雄の興行戦線異状なし】｢ヒミズ｣に業界の異様な関心（1/17更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1511 　

【社長コラム】「松竹、第3四半期は赤字決算ながら...」（1/16更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1509

【放送デスクコラム】垣根超えたＣＳと地上波の異例コラボ（1/13更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1507 　

【エンタメ業界求人情報】ＡＣクリエイト、パッソ・パッソほか掲載中
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/recruit/

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┃(5)文化通信.com「週間人気記事ランキング」（1/9～1/15)　　　┃
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第１位：１１０度認定２月、ＪＣＯＭパックが分岐点（放送・1/14付）

第２位：「MI4」40億突破、「怪物くん」30億目前（映画・1/11付）

第３位：スカパー、パ２球団のＨＤ放送が課題（放送・1/13付）

第４位：アスミック、今年邦画の大作や話題作揃う（映画・1/12付）

第５位：UCが映画に初出資、“配給協力”として参画（映画・1/7付）

第６位：ディズニー、野口氏がディレクターへ昇格（映画・1/7付）

第７位：クロックW、2012年の配給ラインナップ（映画・1/13付）

第８位：東映、12年1月1日付で人事異動を発令　（映画・1/7付）

第９位：ｒａｄｉｋｏ、１月下旬に６局が新たに参加（放送・12/6付）

第10位：映画制作会社「(株)ビーワイルド」存続危機か（放送・1/14付）

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┃(5)ブン記者の声　┃
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～AKB48の第2弾ドキュメンタリー映画～


　ＡＫＢ48の第２弾ドキュメンタリー映画「DOCUMENTARY　of　AKB48　Show　m
ust　go　on　少女たちは傷つきながら、夢を見る」（配給：東宝映像事業部）
が、来週末公開されます。私は未見ですが、東宝の方に伺うと、マスコミ試
写で評判が上々のようなのです。

　昨年１月に公開された前作はなかなかの良作でした。観る前は、正直なと
ころ軽く見ていたのですが、各メンバーの将来への考えについて、じっくり
とインタビューを行い、現状をドライに考えるメンバー、１軍に這いあがる
べく野心を燃やすメンバーなど、それぞれの個性が引き立ち、AKBをよく知
らない私でも興味深く楽しんだことを覚えています。実際、評判も良かった
とか。

　そして今回ですが、前出の東宝スタッフ曰く、「前作とは作風が全く違う」
そうなのです。前作は寒竹ゆり監督が女性目線でインタビュー映像を中心に
構成していましたが、今回はAKBのPV映像を数多く手掛ける高橋栄樹監督がAK
Bに1年間密着。華やかな舞台の〝バックステージ〟映像を中心に構成された
作品なんだとか。あまりに過酷な状況から、倒れてしまうメンバーも現れる
など、その映像が〝壮絶〟らしいのです。これがトップアイドルの重圧なの
かと感心し、最後には泣ける作品だといいます。

　先日行われたマスコミ試写では、泣きながら劇場をあとにしたライターも
いて、「前作より良い！」と話していた人も多いそうです。また、試写に訪
れた松江哲明監督は、「東宝は（『監督失格』に続いて）凄いドキュメンタ
リーを配給している」と話していたとか。単なるアイドル映画ではこんなコ
メントは飛び出さないですよね。

　もしかしたら、今年必見の映画の１つになるかもしれません。前作公開前
は興味のなかった私も、今回は観るのが楽しみです。AKBファンの人はもち
ろん、AKBに無関心の映画ファンも今回は要チェックですよ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞おわり＜

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