「週刊ブンコム」Vol.242/2011年、邦画作品別興収上位10本固まるなど~
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┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃ Vol.242 (2011.12.15発行)
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~目次~
(1)今週のピックアップ記事(映画版)
(2)今週のピックアップ記事(放送版)
(3)今週のピックアップ記事(音楽版)
(4)文化通信.com更新状況
(5)ブン記者の声
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┃(1)今週のピックアップ記事(映画版) ┃
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☆2011年、邦画作品別興収上位10本固まる(12/15付掲載)
2011年の邦画の作品別の興収上位10本が固まった。トップは、「コク
リコ坂から」の44億6千万円。2位は「劇場版 ポケットモンスター ベス
トウイッシュ」(2本)の43億3千万円。3位は「SPACE BATTL
ESHIP ヤマト」の41億円。ちなみに、上映中の「ステキな金縛り」は、
現在の興収が37億6千万円で(12月13日時点)、最終興収見込みは明らかに
なっていないが、当社の見込んだ最終成績で暫定4位とした。
10本中、9本が東宝配給作品。これは、昨年と同じ本数。ただし、50億円
を超えた作品は1本もなかった。11位は東宝配給「アンフェア the a
nswer」(23億4千万円)、12位には東宝配給「モテキ」(22億2千万
円)と続く。
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┃(2)今週のピックアップ記事(放送版) ┃
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☆FM岩手、内閣府提供番組を災害FM局に配信(12/15付掲載)
エフエム岩手は、内閣府の委託を受けて制作している番組「復興の息吹、
三陸きぼう海岸」(金曜14時45分~55分)を、12月より県内の臨時災害FM
2局に配信している。
同局では、県域放送に加え、特に被災地の住民向けに重ねて情報を提供す
ることを目的に、提供の内閣府の了承を得て、「かまいしさいがいエフエム」
(釜石市)と「みやこ災害エフエム」(宮古市)に配信を開始。番組は、被
災地の復興のために頑張っている人を紹介するという内容で、今回の配信は、
人手不足にある災害FMの番組編成の手助けも兼ねている。放送時間は、釜
石が火曜12時~10分。宮古が水曜11時~と14時~の2回に加えて18時~24時
30分の間に2回再放送する予定で、両局ともにFM岩手の翌週放送となる。
ちなみに、釜石の災害FMは、設立・運営にFM岩手がハード・ソフトの
両面で協力している。
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┃(3)今週のピックアップ記事(音楽版) ┃
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☆東京地裁がISPに情報開示を命じる判決(12/15付掲載)
東京地方裁判所は、インターネットへの接続を提供するインターネットサ
ービスプロバイダ(ISP)1社に対しファイル共有ソフトを利用してイン
ターネット上で音楽ファイルを不正にアップロード(公開)していた9名の
氏名等を、原告である一般社団法人・日本レコード協会(RIAJ)会員レ
コード会社8社に開示するよう命じる判決を11月29日に下した。今後8社は
ISPから住所、氏名が開示される者に対し、損害賠償請求等を行う予定。
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┃(4)文化通信.com更新状況(12/8~12/14) ┃
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【芸能音楽デスクコラム】吉本興業、島田紳助VS 講談社(12/14更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1470&bc=2 【大高宏雄の興行戦線異状なし】】「洋画興収トップ10~(12/13更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1467 【イチオシ!VIDEO】「トランスフォーマー:ダークサイド~(12/9更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1462 【社長コラム】ティ・ジョイ與田常務がシネアジアで表彰~(12/9更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1461 【インタビュー】パラマウント「ミッション~」、星野本部長(12/9更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1460 【放送デスクコラム】マルチスクリーン型放送研究会設立~(12/8更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1459 【エンタメ業界求人情報】グリオ、クロックワークスほか掲載中
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┃(5)文化通信.com「週間人気記事ランキング」(12/5~12/11) ┃
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第1位:「映画けいおん!」2日間3.1億の大ヒット(映画・12/6付)
第2位:N・キー局、Sツリー試験電波12月4日深夜(放送・11/25付)
第3位:WOWOW、フジ制作ドラマP喜多氏が入社(放送・12/6付)
第4位:2011年外国映画、興収上位10本固まる(映画・12/8付)
第5位:110度CS放送認定きょう電監審見送り(放送・12/9付)
第6位:「けいおん!」関連商品市場規模280億円(映画・12/9付)
第7位:「けいおん!」関連商品市場規模280億円(放送・12/8付)
第8位:松竹「けいおん!」全国161館で公開(映画・12/2付)
第9位:TBS映画事業、上期実績と今後について(映画・12/8付)
第10位:アルゴP、地方発映画2本を来春公開(映画・12/3付)
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┃(5)ブン記者の声 ┃
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東宝が昨日、この時期恒例のラインナップ発表を行いました。ここ数年は
東宝配給作品が、国内全体の年間興収の3分の1を占めるような状況ですか
ら、今回発表したラインナップが2012年の映画界の趨勢に直結します。
期待作、注目作ばかりです。「海猿」の第4弾、「ALWAYS 三丁目
の夕日」の第3弾、高倉健主演「あなたへ」あたりが、核になっていくので
しょうか。
そんな中、目を引いたのは5月26日公開「ガール」。奥田英朗の原作を、
深川栄洋監督が映画化します。香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏
の4人が並ぶ姿が、メインショットです。
奥田英朗の小説は、色々なジャンルがありますが、まさにストーリーテラ
ー。物語運びが上手く、とにかく楽しませてくれます。現在朝日新聞で連載
中の「沈黙の町で」は、気分が滅入るような物語展開ですが、毎日楽しく読
んでいます。奥田英朗の映画化は「イン・ザ・プール」「サウスバウンド」
などがあり、今回の「ガール」が4本目となるようです。
「ガール」のことを書いていて、ふと思い出した映画がありました。「F
LOWERS‐フラワーズ‐」です。この作品、豪華女優陣の共演が話題と
なりましたが、成績はあまり芳しくありませんでした。公開の時期(201
0年6月12日)も、「ガール」と重なってきます。
「ガール」は、東宝のラインナップの中では、おそらく小品でしょうが、
「フラワーズ」と同じ轍を踏んでほしくはありません。応援しています。
>おわり<
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