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「週刊ブンコム」Vol.238／「ハリポタ」発売、英国大使館で記者発表など～

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　┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃　Vol.238　(2011.11.17発行）
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　～目次～

　(1)今週のピックアップ記事（映画版）
　(2)今週のピックアップ記事（放送版）
　(3)今週のピックアップ記事（音楽版）
　(4)文化通信.com更新状況
　(5)ブン記者の声

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┃(1)今週のピックアップ記事（映画版)　┃
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☆「ハリポタ」発売、英国大使館で記者発表（11/17付掲載）

　ワーナー・ホーム・ビデオ／デジタル・ディストリビューション（以下、
ＷＨＶ）が16日、シリーズ最終作「ハリー・ポッターと死の秘宝ＰＡＲＴ２」
ブルーレイ＆ＤＶＤの発売記念記者発表会を、ハリー・ポッターの故郷・英
国にちなんで駐日英国大使館で開催した。

　当日はワーナー　エンターテイメント　ジャパンのウィリアム・アイアトン
社長、福田太一ＷＨＶジェネラルマネージャーと共に、ディビット・ウォレ
ン駐日英国大使が列席。はじめに福田ＧＭが「『ハリー・ポッターと賢者の
石』は、10年前のこの日、01年11月16日に英国他で公開された。日本ではシ
リーズ８作品累計の興収が約１０００億円となり、ビデオでも７作品の累計
がセル１９００万本、レンタル視聴回数４３００万回を記録するなど、国民
的映画と言える作品となった」と説明し、「10年間、熱烈に支持して頂いた
ファンの皆さま、マスコミ、リテーラー、オールセラーの皆さまに深く感謝
している」と述べた。続いてウォレン大使が登壇し、「長期に渡って（シリ
ーズの）品質を保ち続けることは大変だったと思う。ワーナーには敬意を表
したい。『～ＰＡＲＴ２』は最後に相応しいドラマティックで壮大な作品」
とコメント。その後、来年３月に英国でオープンする新アトラクション「ワ
ーナーブラザース　スタジオ・ツアー・ロンドン　メイキング・オブ・ハリー
・ポッター」の入場チケットがアイアトン社長からウォレン大使に贈呈され
た。アイアトン社長によると、同アトラクションは「東京ドーム17個分」の
広さを誇り、撮影に使われたセットや小道具が展示され、「映画の場面が甦
ってくる」という。

　なお、記者発表会にはシリーズの大ファンというモデルの冨永愛と、今年
の顔とも言えるなでしこジャパンの石清水梓（日テレ・ベレーザ）、小林弥
生（日テレ・ベレーザ）も登場。作品への熱い想いを語った。「～ＰＡＲＴ
２」のブルーレイ、ＤＶＤは同日発売。


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┃(2)今週のピックアップ記事（放送版)　┃
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☆ＡＪＡ協力、ドラゴンボール改切手発売へ（11/17付掲載）

　日本動画協会（ＡＪＡ）は、郵便事業(株)が発行する「アニメ・ヒーロー
・ヒロインシリ切手のアニメ素材の提供・原稿制作等の協力を以前より行な
っているが、同シリーズの第17集として来年１月23日に「ドラゴンボール改」
が発行されることになった。80円郵便切手10枚セットの１シート８００円。
１５０万シート発行予定。同切手シリーズは、平成17年より発行している、
日本のアニメの代表的な作品・登場人物等を取り上げる内容。

　なおＡＪＡでは、「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」切手への協力
関係を重ねてきたことも踏まえ、ＡＪＡホームぺージ内に、アニメ関連切手
の情報をまとめた紹介サイトを15日にオープンした。


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┃(3)今週のピックアップ記事（音楽版)　┃
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☆ＷＭＪ、ぱみゅ「ＰＯＮ～」音楽ビデオ１位（11/17付掲載）

　原宿のアイコンとして今や世界的な注目を集める、きゃりーぱみゅぱみゅ
の「ＰＯＮＰＯＮＰＯＮ」（ワーナーミュージク・ジャパン）が14日付レコ
チョクのビデオクリップチャートで１位を獲得した。

　これは、11月12日放送のフジテレビ「ピカルの定理」、14日放送のフジテ
レビ「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」の両番組で、きゃりーぱみゅぱみゅの「ＰＯＮ
ＰＯＮＰＯＮ」のミュージックビデオをパロディとして使用したコーナーが
放送され、レコチョクをはじめ大手配信サイトでダウンロードが急増したも
の。

　レコチョクのビデオクリップチャートでは、11月11日まで圏外だったもの
の、12日の「ピカルの定理」の放送で一気に３位にチャートイン。その後、
14日の「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」の放送で、配信開始以来、初の１位を獲得。
週間のダウンロード数も過去最高を記録した。

　きゃりーぱみゅぱみゅは、１９９３年１月29日、東京生まれの18歳。「Ｋ
ＥＲＡ」「Ｚｉｐｐｅｒ」など、青文字系雑誌（＝女の子目線のキッチュで
可愛いファッションやゴスロリ、古着を扱うファッション誌のこと）で活躍。
可愛らしい容姿からは想像できない自由奔放なブログで有名に。数々の雑誌
で表紙を飾り、青文字系雑誌の人気ＮＯ・１モデルとして、全国の原宿ファ
ッションに憧れる女子中高生から熱狂的な支持を集めている。

　音楽面では、プロデューサーにＰｅｒｆｕｍｅなどを手がける中田ヤスタ
カを迎え、ミニアルバム「もしもし原宿」を今年８月17日にリリースしメジ
ャーデビュー。同ミニアルバムは世界23ヵ国同時配信され話題となった。
「ＰＯＮＰＯＮＰＯＮ」は同ミニアルバムに収録されている。


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┃(4)文化通信.com更新状況（11/10～11/16)┃
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【エンタメ・トピックス】アジア映像政策フォーラム（11/16更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1380

【芸能音楽デスクコラム】EMIミュージックの分割売却劇（11/16更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1416&bc=2

【大高宏雄の興行戦線】「恋の罪」女性層つかんだ重要性とは（11/15更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1415

【イチオシ!VIDEO】ディズニー「カーズ２」、12月2日発売（11/14更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1412

【エンタメ・トピックス】「ＴＩＧＥＲ＆ＢＵＮＮＹ」（11/11更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1407

【社長コラム】東北新社、映画部門からは撤退か？（11/11更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1409&bc=2

【インタビュー】MPA　マイケル・C・エリス氏（11/10更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1405

【放送デスクコラム】視聴率と広告収入は比例するか？（11/10更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1404

【エンタメ業界求人情報】ギャガ、ＦＯＸインターＮチャンネルズ他掲載中
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/recruit/

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┃(5)文化通信.com「週間人気記事ランキング」（11/07～11/13)┃
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第１位：映画著作権侵害で日本に564億円の損失（映画・11/5付）

第２位：テレ朝、広告低単価課題フジと１日２億円（放送・11/9付）

第３位：東レク、新館「109シネマズ湘南」披露（映画・11/10付）

第４位：11年邦画、興収20億円突破は12～13本（映画・11/11付）

第５位：東宝配給「カイジ2～」大ヒットスタート（映画・11/8付）

第６位：スバル座65周年で「七人の侍」等上映（映画・11/9付）

第７位：11年映画のベスト作品・監督一般投票（映画・11/10付）

第８位：東映＋SDPで「外事警察」来年6月公開（映画・11/5付）

第９位：石井聰亙改め石井岳龍監督の新作公開（映画・11/10付）

第10位：シネウェーブ六甲、1年5ヶ月で閉館（映画・11/5付）


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┃(5)ブン記者の声　┃
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～「南相馬チャンネル」から見えたもの～


　おはようございます。昨日開幕した国際放送機器展「ＩｎｔｅｒＢＥＥ」
（幕張メッセ、明日まで）に行ってきました。10月のＩＴ・家電総合展「Ｃ
ＥＡＴＥＣ」に比べれば小規模ですが、多くの関係者で賑わっています。

　さて、最初に私が訪れたのは「南相馬チャンネル」のシンポジウム。これ
は、原発被害による避難で人口が大きく減ってしまった福島県南相馬市で行
われているエリア放送の実験で、放射線量や地域の話題などをデータ放送画
面をベースに見ることができるものです。現在はこれを北陸地域に南相馬か
ら避難している人たちもネット経由で視聴できるようになっています。

　シンポジウムでは実施主体・ヨーズマー代表取締役の野口高志さんが苦労
話を明かしました。同チャンネルで地元のロケ取材を行っていると「何勝手
に撮ってるんだ！」というクレームが起こることも多いそうです。取材して
いるのはプロのカメラマンや記者ではありませんから、素人が遊び半分で撮
影しているように見えたのかもしれません。一方で「何でもっと取材しない
んだ！」というお叱りの声もあるとのこと。野口さんは「何より地元の心が
分かる人が取材しないと、大きなトラブルになる。そういう訓練が大事だ」
と仰っていました。つまり、取材先との信頼関係ですね。放送業界を取材す
る私にも改めて言われている気分になりました。

　この他にも、参加企業の手弁当で行われている現状から、コスト負担をど
う解決して事業化に持っていくのかなど、課題はまだまだあるようです（詳
しくは本日付の放送版で）。公共性と事業性のバランスという、放送が抱え
る長年の課題が、この「南相馬チャンネル」に凝縮されているのかもしれま
せん。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞おわり＜

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