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「週刊ブンコム」Vol.237／「パイレーツ4」BD、今年の初動最高記録など～

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　┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃　Vol.237　(2011.11.10発行）
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　～目次～

　(1)今週のピックアップ記事（映画版）
　(2)今週のピックアップ記事（放送版）
　(3)今週のピックアップ記事（音楽版）
　(4)文化通信.com更新状況
　(5)ブン記者の声

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┃(1)今週のピックアップ記事（映画版)　┃
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☆「パイレーツ4」BD、今年の初動最高記録（11/10付掲載）

　ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンは、今年大ヒットを記録した
「パイレーツ･オブ･カリビアン／生命の泉」（興収88億６千万円）を11月２
日（水）にブルーレイとＤＶＤで発売。オリコン発表によると、11月14日付
オリコン週間Ｂｌｕ‐ｒａｙ　Ｄｉｓｃランキングで、２日に発売された
「パイレーツ・オブ・カリビアン／生命の泉　ＤＶＤ＋ブルーレイ」（初動
14・６万枚）をはじめとする「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの
最新作が、初登場で総合１位～３位を独占した。

　同一タイトルの映画作品が同ランキングのＴＯＰ３を独占するのは、08年
７月に開始したＢｌｕ‐ｒａｙ　Ｄｉｓｃランキング史上初。なお、Ｂｌｕ
‐ｒａｙ　Ｄｉｓｃ全ジャンルでも、10年11月15日付でアニメ「トイ・スト
ーリー３」が記録して以来で、史上２作目の快挙。また、初動売上14・６万
枚は、「スター・ウォーズ　コンプリート・サーガ　ブルーレイＢＯＸ〔初
回生産限定〕」が、今年９月26日付で記録した７・７万枚を大きく上回り、
今年のブルーレイ映画作品の初動売上として最高記録を達成した。なお、12
月２日（金）には同タイトルのＤＶＤ版も発売される。


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┃(2)今週のピックアップ記事（放送版)　┃
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☆日テレ、日テレ屋内に家政婦のミタ特設展示（11/10付掲載）

　日本テレビは、現在話題沸騰中のドラマ「家政婦のミタ」の人気をうけて、
汐留本社ビルにあるショップ「日テレ屋」の中に急遽「家政婦のミタ特別展
示コーナー」を登場させた。このコーナーには、ドラマで実際に松嶋菜々子
が見につけた衣装やバック、セット図、監督がカット割りを記入した監督本
人の台本など、ドラマにまつわる貴重な品の数々を展示している。このコー
ナーは、ドラマ最終回まで設置される予定。


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┃(3)今週のピックアップ記事（音楽版)　┃
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☆ＦＭＢ、初の公式ファンクラブイベント開催（11/10付掲載）

　今年１月にデビュー５周年を迎えた男性３人組人気グループ、ＦＵＮＫＹ　
ＭＯＮＫＥＹ　ＢＡＢＹＳ（ＦＭＢ）が８日、東京・北の丸の日本武道館で
「第１回ＦＭＢオフィシャルファンクラブイベント・プレミアムライブ　登
校日だよ！全員集合!!“猿学祭”ｉｎ日本武道館」と題した初のオフィシャ
ルファンクラブイベントを開催。17枚目となるニューシングル「ＬＯＶＥ　
ＳＯＮＧ」を（11月16日発売＝ドリーミュージック・）をファンの前で初披
露した。また、ＦＭＢのライブではこれまであまり行われてこなかったとい
うファンとの合唱を代表曲「Ｌｏｖｉｎ‘Ｌｉｆｅ」で実現した。同イベン
トは９日にも同所で開催。


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┃(4)文化通信.com更新状況（11/03～09)　　┃
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【エンタメ・トピックス】文化放送「―浜祭―」（11/09更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1399

【芸能音楽デスクコラム】「～藤田まことさんを偲ぶ会」（11/09更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1402

【エンタメ・トピックス】「成功する地域コンテンツ産業～」（11/08更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/list.aspx?sc=6

【文化通信.Pro】最新ODSレポートアップ、公開予定情報追加（11/08更新）
＞＞詳しくは、http://pro.bunkatsushin.com/gaiyou.htm

【エンタメ教育の現場から】シナリオ・センター義援金100万超（11/08更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1401

【大高宏雄の興行戦線異状なし】「モテキ」興収20億円超と～（11/08更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1400&bc=2

【エンタメ・トピックス】「韓国の国際共同製作支援制度」（11/07更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/list.aspx?sc=6

【エンタメ・トピックス】「日本・香港　共同制作支援～」（11/04更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/list.aspx?sc=6 　

【エンタメ教育の現場から】立教大発の映画「ちづる」～（11/04更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1393

【社長コラム】『白組技術協力～3Dアニメ「孫中山」台湾で』（11/04更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1394

【放送デスクコラム】民放60年「思い出の番組」意外!?　～（11/03更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1391

【エンタメ業界求人情報】ＦＯＸインタch、ウィルコほか掲載中
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/recruit/

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┃(5)文化通信.com「週間人気記事ランキング」（10/31～11/06)┃
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第１位：震災を題材とした邦画の製作相次ぐ（映画・11/3付）

第２位：TOHOシネマズ、テスト料金劇場の結果（映画・10/29付）

第３位：(ODS)角川書店、北尾常務に狙いを聞く（映画・11/2付）

第４位：東宝「ステキな～」2日間5億の大ヒット（映画・11/1付）

第５位：東宝の守屋俊男が定年退職（映画・11/1付）

第６位：独立系事業者がデジタル化問題会議（映画・10/26付）

第７位：角川、新ステージG・ポスプロ棟を披露（映画・11/1付）

第８位：「地上放送ＲＭＰ管理センター」１日設立（放送・6/4付）

第９位：丸の内・渋谷ＴＯＥＩの人事異動（映画・11/02付）

第10位：東和「タンタンの冒険」欧州で大ヒット　（映画・11/2付）

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┃(5)ブン記者の声　┃
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～映画は死にいくのか！？～


　２本の映画に触れたい。１本はアミール・ナデリ監督の「ＣＵＴ」。もう
１本はイ・チャンドン監督の「ポエトリー　アグネスの詩」。この２本に共
通するのは“映画への愛”だ。

　「ＣＵＴ」でナデリ監督は、「映画は真の娯楽であり、芸術である」と叫
び、現在の日本が、世界が失ってしまったかもしれない「映画愛」を取り戻
そうとする。自分が信じる“映画”のために命をも投げ出す男を主人公に、
“映画の真実”が崩れ去ろうとしていることを食い止めようと訴える作品だ。
その表現はなんとも痛々しく、観ているこちらの息を詰まらせる。なぜ、そ
こまでするのか！、お前は映画のために死ねるのか？、と突きつけられてい
るようで、映画への無償の愛を痛感する。

　「ポエトリー」でチャンドン監督は、詩に置き換えて「映画が死にいく今、
映画を撮るということにどういう意味があるのか」と問いかける。「詩（映
画）が死にいく時代。その喪失を嘆くもの、死んで当然だというものがいる」、
しかし「それでも人々は詩（映画）を書き（撮り）、読み続ける（観続ける）
」と。人生の光と影、美しさはいったいどこにあるのかを、作品の隅々に散
りばめる。

　この２人の監督の作品は、いま世界的な不況や先の見えない社会状況の中で、
映画を撮る意味を改めて観客に問いかけている。その問いを突き付けられた
時、我々はなんと答えればいいのだろう。「映画が真の娯楽であり、芸術で
ある」ならば、この２本はいわゆる娯楽作品ではない。もう一度、「映画と
は何か」を思い出して欲しい！と言うが、その試み、訴えは、果たして観客
に届くだろうか―。

　映画について考えさせられる、極めて貴重な２作品だ。

ビターズ・エンド配給「ＣＵＴ」、12月17日（土）よりシネマーと新宿他で公開。

シグロ他配給「ポエトリー　アグネスの詩」、2012年2月、銀座テアトルシネマ他で公開。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞おわり＜

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