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「週刊ブンコム」Vol.236／震災を題材とした邦画の製作相次ぐなど～

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　┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃　Vol.236　(2011.11.04発行）
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　～目次～

　(1)今週のピックアップ記事（映画版）
　(2)今週のピックアップ記事（放送版）
　(3)今週のピックアップ記事（音楽版）
　(4)文化通信.com更新状況
　(5)ブン記者の声

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┃(1)今週のピックアップ記事（映画版)　┃
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☆震災を題材とした邦画の製作相次ぐ(11/3付掲載）

　東日本大震災を題材としたり、テーマとする邦画、または大震災のなかの
福島原発事故を受けて企画、製作されようとしている邦画が、相次いでいる。

　先週から公開された「がんばっぺ　フラガール！～フクシマに生きる。彼
女たちのいま～」は、福島原発事故後に福島で撮影された作品としては、最
初の公開。また、「11・25自決の日　三島由紀夫と若者たち」が完成し、来
年の初夏に向けて公開予定の若松孝二監督は、セディックインターナショナ
ルの中沢敏明氏と、「風が吹くとき」を実写化する作品を準備中。すでに大
手配給会社の配給が固まった模様。

　山田洋次監督は、小津安二郎監督の名作「東京物語」をモチーフにした
「東京家族」で、大震災後の日本を舞台にした作品に取り組んでいる。園子
温監督は、先にヴェネチア国際映画祭で受賞を果たした「ヒミズ」では被災
地を描き、廣木隆一監督は、秋葉原の殺傷事件を背景にした「ＲＩＶＥＲ」
で、同じく被災地を撮影している。足立正生監督は、全国の原発をカメラで
撮るというユニークな試みを続けている。

　監督それぞれの取り組みは違うが、東日本大震災後、映画製作における監
督のなすべき方向性を示して、どれも重要な作品となりそうだ。


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┃(2)今週のピックアップ記事（放送版)　┃
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☆ＴＢＳ「南極大陸」関連グッズ売上げ好調（11/3付掲載）

　動画配信サイト「Ｈｕｌｕ」では、放送直後の海外ドラマ配信を開始する。
第１弾として、ＦＯＸチャンネルで５日に放送する「ウォーキング・デッド」
シーズン２第１話を、翌６日に配信。第２弾は「リスナー心を読む青い瞳」
で、ＦＯＸチャンネルでシーズン２を24日放送開始、翌25日からシーズン１
を配信し、前日に放送されたシーズン２のエピソードも配信する。また、
「メンタル：癒しのカルテ」も近日中に配信開始。


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┃(3)今週のピックアップ記事（音楽版)　┃
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☆メロディックスピードメタルの新レーベル（11/3付掲載）

　ワーナーミュージック・ジャパンは、メロディック・スピード・メタル（
ＭＳＭ）に特化したＣＤ、ＤＶＤを発売する新レーベル「ａ　ｑｕａｒｔｅｒ
　ｃｅｎｔｕｒｙ　ｆｌａｍｅ（クォーター・センチュリー・フレーム）」を
発足した。新レーベル第１弾作品として、ウクライナのＭＳＭバンド、ＣＯ
ＮＱＵＥＳＴの４枚目となるフルアルバム「Ⅳ」を12月21日に発売する。Ｃ
ＯＮＱＵＥＳＴが日本盤を発売するのは今作が初めて。

　新レーベルは、ＭＳＭという音楽ジャンルが定着してから、来年25周年を
迎えることを記念して発足された。同社によると、ＭＳＭの誕生はドイツの
バンド、ＨＥＬＬＯＷＥＥＮが１９８７年に「Ｋｅｅｐｅｒ　Ｏｆ　Ｔｈｅ　Ｓ
ｅｖｅｎ　Ｋｅｙｓ　ｐａｒｔ１」を発売したことがきっかけだという。その
後、ヘヴィ・メタルのジャンルの１つとして定着し、90年代にはアルバムを
30万枚も売り上げるアーティストも出現。同社ではこのＭＳＭという音楽ジ
ャンルを受け継ぎつつ、さらに発展させていくため新レーベルを設立したと
している。


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┃(4)文化通信.com更新状況（10/27～11/2)　┃
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【エンタメ・トピックス】フォーラム：中国の動画配信ビジネス（11/2更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1388

【芸能音楽デスクコラム】若返りの時代に逆行したトップ人事…（11/2更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1387

【大高宏雄の興行戦線異状なし】三谷ブランド健在も～（11/1更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1384

【社長コラム】東映アニメ「ワンピース」全事業で高稼働～（10/28更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1383&bc=2

【イチオシ!VIDEO】GUE「刑事コロンボ」BD-BOX、12月2日発売（10/27更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1382

【インタビュー】福原英行　東映㈱専務取締役不動産部門担当（10/27更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1377

【放送デスクコラム】新ドラマ軒並み好スタート、いったい～（10/27更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1378&bc=2

【エンタメ業界求人情報】ＦＯＸインタch、ウィルコほか掲載中
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/recruit/


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┃(5)文化通信.com「週間人気記事ランキング」(10/24～10/30)　┃
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第１位：独立系事業者がデジタル化問題会議（映画・10/26付）

第２位：邦洋配給12社、1～9月興収は昨対80％（映画・10/27付）

第３位：☆TIFF：審査員会見“映画祭の質の高い”（映画・10/25付）

第４位：高知区域外再放送異議申立て、11月末審理開始（放送・10/22付）

第５位：TOHOシネマズ、テスト料金劇場の結果（映画・10/29付）

第６位：「午前十時の映画祭」次回で一旦終了（映画・10/28付）

第７位：ＷＭＪ代取会長兼ＣＥＯに石坂敬一氏内定（音楽・10/28付）

第８位：ＥＭＩ、シャネルのデビューアルバム好調（音楽・07/8/31付）

第９位：PAR「カウボーイ～」2日間で1.4億円（映画・10/25付）

第10位：北海道民放ＴＶ局の海外番販展開が活発化（放送・10/26付）

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┃(5)ブン記者の声　┃
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～三浦しをん「舟を編む」の評判～

　三浦しをんの最新小説「舟を編む」が評判です。物語の舞台は、出版社の
辞書編集部。そこで、新しい辞書「大渡海（だいとかい）」を編んでいくと
いうのがアウトライン。

【辞書】言葉という大海原を航海するための船。
【辞書編集部】言葉の海を照らす灯台の明かり。
【辞書編集者】普通の人間。食べて、泣いて、笑って、恋をして。
ただ少し人より言葉の海で遊ぶのがすきなだけ。

　この世界観、面白そうですよね。ある書店員さんのコメントによると、今
年は、本屋大賞の最有力候補が、高野和明「ジェノサイド」だというのです
が、この時期になって強力な対抗馬が現れた。それが、「舟を編む」だとい
うのです。

　私も「ジェノサイド」をイッキ読みした一人として、これは買わないわけ
にはいかない。と思った矢先、三浦しをん大ファンの妻が買ってきたので、
今は首を長くして、順番待ちをしているところ。
　
　映画業界的には、三浦しをんといえば「まほろ駅前多田便利軒」「風が強
く吹いている」の映画化が、話題となりました。どちらも良質の映画でした
し、今後も三浦しをん原作の映画化は増えるのではないでしょうか。そう思
えるくらい、魅力的な作品がたくさんありますから。

　彼女のエッセイも、すごいです。少女漫画やボーイズラブが大好きで、バ
クチクの追っかけをして、極度の妄想癖がある。弟には「ブタさん」と呼ば
れているそうな。読書の秋、「三浦しをん」はいかがですか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞おわり＜

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