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「週刊ブンコム」Vol.233／完結編「ブラック・ジャック FINAL」12月16日発売など～

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　┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃　Vol.233　(2011.10.13発行）
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　～目次～

　(1)今週のピックアップ記事（映画版）
　(2)今週のピックアップ記事（放送版）
　(3)今週のピックアップ記事（音楽版）
　(4)文化通信.com更新状況
　(5)ブン記者の声

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┃(1)今週のピックアップ記事（映画版)　┃
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☆完結編「ブラック・ジャック　FINAL」、12/16発売（10/13付掲載）

　今年４月に逝去した日本アニメ界の巨匠・出崎統監督が手掛けたブラック
・ジャックシリーズ完結編「ブラック・ジャック　ＦＩＮＡＬ」が、12月16日
（金）にＤＶＤリリースされることが決まった。発売元は中央映画貿易、オ
デッサ・エンタテインメント、販売元はオデッサ・エンタテインメント。

　出崎監督は、１９９３年から２０００年にかけてＯＶＡ版「ブラック・ジ
ャック」を計10作品制作。そのシリーズ11年ぶりの最新作にして完結編が本
作だ。生前出崎監督が携わった最後の作品でもある。ＤＶＤには、『おとず
れた思い出』（約50分）、『美しき報復者』（約50分）の２話を収録。『お
とずれた思い出』は、数あるブラック・ジャックエピソードの中でも、最も
重要なピノコ出生のエピソードをオリジナル解釈により映像化。まさに完結
編に相応しい選定となった。声優はブラック・ジャック役の大塚明夫をはじ
め、水谷優子、坂本真綾、中村悠一、朴●美、森久保祥太郎など。製作は手
塚プロダクション。ＤＶＤは税込５９８５円。初回出荷特典として、手塚治
虫「ブラック・ジャック」の手のひらサイズコミックが付く。レンタルも同
時リリース。※●は王に路

　なお、『おとずれた思い出』のアフレコ映像を今年５月にニコニコ動画で
生放送したところ、４万５０００同時視聴を記録。さらに、『美しき報復者』
も10月６日に実施し、平日にも関わらず４万３０００同時視聴を突破。すで
にファンの間で大きな盛り上がりを見せている。この９月からは、約60歳に
なったブラック・ジャックを描く「ブラック・ジャック～青き未来～」が週
刊少年チャンピオンで連載開始されるなど、再びブラック・ジャックに熱い
視線が注がれている。


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┃(2)今週のピックアップ記事（放送版)　┃
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関東独立５局、秋季高校野球関東大会放送（10/13付掲載）

　群テレ（群馬テレビ）、とちテレ（とちぎテレビ）、チバテレ（千葉テレ
ビ）、テレ玉（テレビ埼玉）、ｔｖｋ（テレビ神奈川）の関東独立ＵＨＦ５
局は、今年春に、番組共同制作をはじめとした協力体制を構築することで合
意し、この協力体制“５いっしょ３ちゃんねる”の認知拡大に向けたＰＲな
どを行なってきているが、この秋からの協力案件として、特別番組「秋季校
野球関東大会ダイジェスト」の共同制作および、５局での同時放送を決定し
た。

　“春のセンバツ”の選考大会でありながら、テレビ中継がなかった秋季大
会に着目し、５局に加え、山梨県の山梨放送およびＮＮＳ甲府ＣＡＴＶ局と
連携して、球児たちの熱戦の模様をダイジェストで紹介する。試合は、関東
７県の地区大会を勝ち抜いた15校によるトーナメント戦。放送は、10月31日
から11月４日の23時から30分、５局と甲府ＣＡＴＶで同時放送する。


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┃(3)今週のピックアップ記事（音楽版)　┃
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☆アミューズ、日本の舞台を韓国で上演決定（10/13付掲載）

　アミューズは、舞台製作やドラマ制作等を行う韓国のエンターテイメント
企業「ベガメディア」（韓国・ソウル、イ・サンジュン代表）と共同で舞台
「30分の７（読み方：さんじゅうぶんのなな）」を製作し11月４日から12月
31日まで韓国の大学路　ワンダースペース　セモ劇場で上演する。

　今作は、劇団東京セレソンデラックスの主宰で脚本家、俳優としても活躍
する宅間孝行が手がけ、劇団東京セレソンデラックスが「くちづけ」という
タイトルで２０１０年に日本で上演したものの韓国版で演出家、脚本家、役
者すべて韓国人スタッフ・キャストとなる。　

　内容は、とある地方の保健所が運営する知的しょうがい者たちのグループ
ホームに知的しょうがいの娘（＝７歳の心を持った30歳の少女）を持った画
家がボランティアで尋ねてくることから起きる事件を扱ったヒューマニティ
演劇。

　出演は、演劇俳優協会会長のカン・テギ。〝マクドナルドおじさん〟や
〝寄贈キャンペーン〟などで韓国で広く知られるタレント、キム・ミョング
ク。ミュージカル「ギリシア」や演劇「お兄さんが帰って来た」のリ・シン
セイ。新人女優、ムン・ヌリなど。脚色はイ・ソンヒ。演出はキム・ジョン
グンが担当する。

　同社は、これまでにも韓国のミュージカルを日本で上演するなど、韓国の
ライブエンターテイメントビジネスに取り組んできたが、日本の作品を韓国
人スタッフにより韓国で上演するのは、今作「30分の７」が初めてとなる。


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┃(4)文化通信.com更新状況（10/6～10/12)　　　┃
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【エンタメ教育の現場から】東北芸工大、半年遅れの卒業式（10/12更新）
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【芸能音楽デスクコラム】『結局、芸能界を混乱させるだけ』（10/12更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1343

【大高宏雄の興行戦線異状なし】ぎりぎりの成功ではないのか（10/11更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1338&bc=2

【イチオシ!VIDEO】SPE「逃亡者　PLAN　B」、10月26日発売（10/11更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1337

【社長コラム】「邦画３社の株価の現状」（10/7更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1335

【放送デスクコラム】新聞のテレビ欄も争奪（10/6更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1332

【エンタメ業界求人情報】スカイビジョン、ショウゲートほか掲載中
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/recruit/


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┃(5)文化通信.com「週間人気記事ランキング」(10/3～10/9)　┃
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第１位：フジ社長「デモの直接的影響は見られない」（放送・10/4付）

第２位：ディズニー、12年のラインナップ発表（映画・10/1付）

第３位：東宝、20億円突破作品の数は昨年並み（映画・10/6付）

第４位：東宝、MS社員人事異動を10/1付で発令（映画・10/1付）

第５位：「ワイルド・スピード」新作が好発進（映画・10/4付）

第６位：ＢＳアニマックス好発進！ＷＥＢ契約20倍（放送・10/5付）

第７位：東映「探偵はBAR～」興収10億円突破（映画・10/5付）

第８位：日テレ、ＺＩＰ、シューイチ月間最高更新（放送・10/5付）

第９位：東映、10月1日付で人事異動発令（映画・10/4付）

第10位：FOX「猿の惑星：創世記」の宣伝展開　（映画・10/5付）

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┃(5)ブン記者の声　┃
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～スピルバーグの新作海外ドラマが続々～


　DVDレンタル市場の海外TVドラマは、これまで「24‐TWENTY　FOUR‐」「プ
リズン・ブレイク」「LOST」「HEROES／ヒーローズ」が4強体制を築いてい
ました。この4タイトルだけでこの市場の半分以上の売上を占めていたそう
です。

　ところが、ご存じの通りこの1～2年で「4大ドラマ」が揃って終了し、海
外ドラマ市場は群雄割拠の時代に突入しました。次の覇権をかけて続々新作
が立ち上がり、海外ドラマファンの皆さんはどの作品をご覧になるか迷った
ことでしょう。

　今年の主な新作は、「glee／グリー」、「フラッシュ・フォワード」、
「ザ・パシフィック」、「チャック」、「Ｖ」、「ニキータ」、「ホワイト
カラー」、「ヴァンパイア・ダイアリーズ」といったところでしょうか。青
春ドラマ、ＳＦ、サスペンス、コメディ、アクションと、各ジャンル多彩な
作品がリリースされましたね。

　さて、各ソフトメーカーを回っていると、来年リリースされる海外ドラマ
の話題にもなるのですが、その中で気になったのは、スティーブン・スピル
バーグの動きです。スピルバーグと言えば、今年末公開の映画「タンタンの
冒険」が大きな話題となっていますが、来年は彼が関係する海外ドラマも次
々と日本に上陸しそうなのです。

　すでにリリースが決まっているのは、スピルバーグ製作総指揮のＳＦ超大
作「テラノバ」です。本作は12月よりFOXチャンネルで放送スタートし、来
年にはDVDリリースされる運びです。未来の地球は戦争等で破壊が進んでし
まったため、人類が8500万年前にタイムスリップ。もう一度歴史をやり直す
ことを試みるという、壮大なストーリーです。パイロット版に20億円をかけ
たという大作。予告編を見ると、まるで「ジュラシック・パーク」のドラマ
版といった印象を受けます。楽しみにされている方も多いでしょう。

　次に、やはりスピルバーグが製作総指揮を務める海外ドラマ「スマッシュ」
も来年以降日本に登場する見込み。こちらはFOXの「glee」に対抗してNBCが
制作したミュージカル・ドラマです。アメリカでは来年2月に放送されるそう。
ブロードウェイ・ミュージカルを作る人々を描く群像劇ということです。日
本も「glee」のヒットでミュージカル・ドラマの土壌が広がっていますから、
「スマッシュ」ヘの注目度も高まることでしょう。

　そしてもう１本、スピルバーグ製作総指揮のドラマがあるんです。タイト
ルは「フォーリング・スカイズ」。まだ日本上陸は公式発表されていません
が、アメリカではこの夏より放送開始されているので、日本でのリリースも
そう遠くないでしょう。内容は、エイリアンに侵略された地球を舞台に、生
き残った人類とエイリアンの死闘を描くＳＦアクション。予告編を見ました
が、ロボット型エイリアンの攻撃に会い、荒廃した街並みをバックに人類が
抵抗する姿は「ターミネーター」のそれを思い起こさせます。

　いずれも楽しみな大作ばかり。来年の海外ドラマはスピルバーグ製作総指
揮の新作に注目です。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞おわり＜

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