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「週刊ブンコム」Vol.216／東宝東和、2011年の今後のラインナップ(1)など～

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　┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃　Vol.215　(2011.06.16発行）
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　～目次～

　(1)今週のピックアップ記事（映画版）
　(2)今週のピックアップ記事（放送版）
　(3)今週のピックアップ記事（音楽版）
　(4)文化通信.com更新状況
　(5)文化通信.com「週間人気記事ランキング」
　(6)ブン記者の声

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┃(1)今週のピックアップ記事（映画版)　┃
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☆東宝東和、2011年の今後のラインナップ(1)（6/16付掲載）

　東宝東和の２０１１年の今後のラインナップは、３Ｄ映画が４本ある。へ
ミスフィア作品の「スマーフ」と「タンタンの冒険／ユニコーン号の秘密」、
及びユニバーサル作品の「サンクタム」と「インモータルズ‐神々の戦い‐」。

　なかでもっとも注目されるのが、「タンタンの冒険～」。ピーター・ジャ
クソンが製作し、スティーヴン・スピルバーグが監督。山田武司宣伝部長に
よれば、「実写でもなく、アニメでもない。７歳から77歳までの若い心をも
つ、幅広い観客にアピールできる」。さらに、「５大都市でタンタン展を開
催。他のタイアップも現在進行中」とした。

　また、89歳になるアラン・レネ監督の新作「風にそよぐ草」を、岩波ホー
ルで12月公開。本当に東宝東和らしい作品で、メジャーの大作群ととともに、
巨匠の新作を配給する姿勢も忘れていない。


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┃(2)今週のピックアップ記事（放送版)　┃
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☆高知・山口区域外再送信裁定、20日答申へ（6/16付掲載）

　高知・山口のＣＡＴＶ事業者からそれぞれ申請された地上テレビ放送の区
域外再送信同意の総務大臣裁定について、審議を行っている情郵審・有線放
送部会は15日の会合で答申の大枠を固め、次回20日の会合で両案件について
答申を出す方針だ。

　15日の会合終了後に会見を行った根元義章部会長（東北大理事）は「（再
送信に同意をしない「正当な理由」の解釈ガイドラインをベースに）検討す
べき事項を１件１件つぶしてきたが、最後に残ったのが地域の関連性。それ
について慎重に議論を行った」と審議経過を説明。その上で、委員の考え方
がまとまったとの感触を示した。


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┃(3)今週のピックアップ記事（音楽版)　┃
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☆ＥＭＩ「ユー・レイズ～」“絆ｖｅｒ”配信（6/16付掲載）

　ＥＭＩミュージック・ジャパンはアイルランド出身の女性４人組グループ、
ケルティック・ウーマンの代表曲で日本では既に１００万ダウンロードを記
録している大ヒット曲「ユー・レイズ・ミー・アップ」の“絆ヴァージョン”
の「着うたフル」を13日、ＴＯＫＹＯ　ＦＭの携帯公式サイトで配信開始し
た。

　“絆ヴァージョン”は、５月26日に行われた「ＴＯＫＹＯ　ＦＭ　ＬＯＶ
Ｅ　ＣＯＮＮＥＣＴＩＯＮ　ｐｒｅｓｅｎｔｓ　ケルティック・ウーマン　
チャリティＬＩＶＥ～永遠の絆～」で２００人のリスナーの前で公開レコー
ディングされたもの。

　今回の配信による手数料を除いた売上全額は、ＪＦＮヒューマンコンシャ
ス募金として日本赤十字社を通じて東日本大震災の被災者支援活動に役立て
られる。

　ケルティック・ウーマンは10月20日の名古屋市民公会堂を皮きりに来日公
演が決定している。チケットの一般発売は６月18日から。また17日にＮＨＫ
総合「あさイチ」の「特選！エンタ」のコーナーでインタビューが放送され
る予定。


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┃(4)文化通信.com更新状況（6/9～6/15)　┃
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【エンタメ教育の現場から】日本映画大学の新校舎潜入(6/16更新)
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1121

【芸能音楽デスクコラム】ＡＫＢ48で思うこと…　(6/16更新)
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1119

【大高宏雄の興行戦線異状なし】「もしドラ」の興行は～（6/15更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1116

【クリエイターズ★インタビュー】「蜂蜜」字幕翻訳者　(6/10更新)
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1113

【社長コラム】イマジカ・ロボットＨＤ映像ソフト事業好調～（6/10更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1114&bc=2

【エンタメ教育の現場から】東京学生映画祭、実写部門は～（6/9更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1112

【放送デスクコラム】前代未聞の役員人事（6/9更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1111

【エンタメ業界求人情報】ＡＣクリエイト、アンプラグドほか掲載中
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/recruit/

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┃(5)文化通信.com「週間人気記事ランキング」（6/6～6/12)　　　┃
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第１位：追悼　野田助嗣松竹専務“広く愛された人”（映画・6/4付）

第２位：元エイベ高木氏水嶋ヒロ絢香の新会社設立（音楽・6/8付）

第３位：松竹、野田専務、中島常務の担当異動を発令（映画・3/2付）

第４位：総務省人事（２）国際戦略企画官に湯本・中沢氏（放送・09年7/16付）

第５位：ＢＳフジ「中国遺産物語」全６回放送決定（放送・6/7付）

第６位：１１０度ＣＳ一気に認定、12スロ返上優先は？（放送・6/9付）

第７位：フジテレビ局長人事、新局長６名、中村役待（放送・6/10付）

第８位：静活、新静岡駅前の再開発ビルにシネコン出店（映画・6/8付）

第９位：ＷＢ「パラダイス～」、2日間で2億0415万円（映画・6/7付）

第10位：　民放テレビ主要５地区決算、16局が増収　（放送・6/8付）


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┃(6)ブン記者の声　┃
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～日本映画大学の個性的な授業～

　今年４月に開学した日本映画大学を取材しましたが、これが大変興味深い
ものでした。新キャンパスの潜入リポートは文化通信.comの「エンタメ教育
の現場から」にまとめましたので、ご覧ください。ここで触れたいのは、実
に個性的な授業風景です。

　取材をしたのは火曜日の午前中。普通の大学なら、各教室で授業が行われ
ているはずです。ところが、訪れてみるとそんな様子はまったくなし。驚い
たことに、チャイムすらならないのです。

　担当者に聞いてわかったのは「いわゆる座学の講座は金曜土曜だけ」　だ
ということ。では月曜～木曜はどんな授業が行われているかというと、ほと
んどが「実習」に当てられているというのです。近年、個性的な大学が増え
ているとはいえ、その中でも別格じゃないでしょうか。

　見せてもらったのは入学したばかりの１年生です。実習といっても、１年
生から撮影をやっているわけではなく、直前に迫った「人間総合研究」の発
表に向けて真剣に取り組んでいました。「人間総合研究」は、映画人として
の目を養うためビデオカメラを使わずに一人の人間を深く取材し発表すると
いうもの。前進・日本映画学校時代からの伝統的な授業です。各グループに
わかれて、校内の思い思いの場所で打ち合わせをやっているのですが、その
目が実にキラキラしていたのが印象的でした。

　こんな特別な環境の中で日本初の映画大学の授業が進められています。
４年後、この子たちはどんな風に育っているのだろう？そんなことを期待し
ながら、普通の総合大学で学んだ私は彼らが羨ましいばかりです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞おわり＜

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