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「週刊ブンコム」Vol.213／邦画、洋画12社の４月累計と４ヶ月累計興収など～

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　┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃　Vol.213　(2011.05.26発行）
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　～目次～

　(1)今週のピックアップ記事（映画版）
　(2)今週のピックアップ記事（放送版）
　(3)今週のピックアップ記事（音楽版）
　(4)文化通信.com更新状況
　(5)文化通信.com「週間人気記事ランキング」
　(6)ブン記者の声

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┃(1)今週のピックアップ記事（映画版)　┃
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☆邦画、洋画12社の４月累計と４ヶ月累計興収（5/26付掲載）

　邦画、洋画12社の４月興収、及び１～４月の累計興収がまとまった。それ
によると、12社の４月累計興収は１２６億０２１８万４０２０円だった。ま
た、12社の１～４月累計興収は、５０１億５４０７万１８３９円を記録した。

　４月に55億２５６３万円を記録した東宝は、早くも２００億円に迫った。
２位は変わらず東映。３位フォックス、４位ディズニー、５位ソニー、６位
ワーナーという順番。昨年は、この時期には60億円以上が５社あったが、今
年は２社にとどまっている。４ヶ月累計は、昨年の同時期の76・７％だった。


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┃(2)今週のピックアップ記事（放送版)　┃
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☆テレ東、２０１０年度年間大賞は池上彰特番（5/26付掲載）

　テレビ東京は、２０１０年度の番組表彰「２０１０年度年間賞」をこの程
決定し、年間大賞は、１年の間に４本放送しともに高視聴率を獲得した「池
上彰特別番組」に決定した。この他、各賞は次のとおり。

▼年間賞＝「ポケットモンスター　ベストウィッシュ」

▼年間奨励賞＝「ありえへん∞世界」、「懐かしの昭和メロディ」（２０１
０年度中に２本放送）、「太一×ケンタロウ　男子ごはん」

▼年間特別賞＝「シューシャインボーイ」、「池上彰の選挙ＳＰ」、「モテ
キ」、「モヤモヤさまぁ～ず２」

▼年間視聴率トップ賞＝「開運！なんでも鑑定団」（２０１０年４月６日放
送、14・５％）。


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┃(3)今週のピックアップ記事（音楽版)　┃
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☆グランプリはエイベックスＥからデビュー（5/26付掲載）

　レコチョクは、４月27日から実施している新人アーティストの発掘を目的
とした「第２回レコチョクオーディション」について、グランプリ受賞者は
エイベックス・エンタテインメントからメジャーデビューすることを発表。
あわせて応募期間を６月８日まで延長すると発表した。なお、第１回はアリ
オラジャパンだった。

　第２回では、次世代を担う男性ユニットを結成するため「ボーカル」「ダ
ンサー」「ＤＪ」を一般から募集している。サウンドプロデューサーに、Ｇ
ＲｅｅｅｅＮのプロデューサー、ＪＩＮとＳＰＥＥＤや土屋アンナなどを手
がけるｎｉｓｈｉ‐ｋｅｎを迎えメジャーデビューをバックアップ。また、
ダンサー審査員は、ＤＲＥＡＭＳ　ＣＯＭＥ　ＴＲＵＥや安室奈美恵のバッ
クアップダンサーや振り付けを手がけるＫＥＩＴＡ、ＤＪ審査員は渋谷ＨＡ
ＲＬＥＭのレギュラーほか多くのイベントで活躍するＤＪ　ＷＡＴＡＲＡＩ
が決定している。

　選考・審査過程は、日本テレビ系音楽番組「レコ★Ｈｉｔｓ！」（毎週火
曜、24時29分～）で随時取り上げる。


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┃(4)文化通信.com更新状況（5/19～5/25)　┃
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【大高宏雄の興行戦線異状なし】Ｖｏｌ．30　(5/25更新)
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1074

【イチオシ！ＤＶＤ】ＦＯＸ「ナルニア国物語：第3章」（5/24更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1072

【エンタメ教育の現場から】第23回東京学生映画祭（5/24更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1071

【芸能音楽デスクコラム】「路上ライブで満足!?」（5/24更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1069

【エンタメ教育の現場から】TOHOシネマズ学生映画祭（5/20更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1066

【社長コラム】「エクレール～」テアトル新宿で先行公開（5/20更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1065

【エンタメ教育の現場から】シナリオ・センターの募金活動　（5/20更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1064

【放送デスクコラム】『美男～』『イケメン～』軍配は？（5/19更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1062 　

【芸能音楽デスクコラム】チャリティーＣへの疑問（5/18更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1060

【エンタメ業界求人情報】メディアビジョンほか掲載中
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/recruit/

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┃(5)文化通信.com「週間人気記事ランキング」（5/16～5/22)　　┃
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第１位：ＴＢＳ「ひるおび」笑っていいとも３回超えた（放送・5/19付）

第２位：松竹「八日目の蝉」、17日間で興収8億円強（映画・5/17付）

第３位：ソニー・ピクチャーズ、ラインナップ発表（映画・5/14付）

第４位：3D映画、真打ち登場で真価のほど問われる　（映画・5/19付）

第５位：アニプレックス、ラインナップ発表会開催　（映画・5/18付）

第６位：レオ・エンタープライズ社長に荒谷定行氏（映画・08/4/30付）

第７位：角川書店、事務所移転・統合し業務開始（映画・5/19付）

第８位：「第64回カンヌ国際映画祭2011」レポート(3)（映画・5/18付）

第９位：FOX「ブラック～」、若い観客集客し大ヒット（映画・5/17付）

第10位：「第64回カンヌ国際映画祭2011」レポート(1)（映画・5/17付）


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┃(6)ブン記者の声　┃
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～日本の映画文化と映画産業の復興、発展とは～


　皆さん、日本映画復興会議なるものをご存じでしょうか。先日、50周年記
念集会が都内で開催されました。これは「日本の映画文化と映画産業を民主
的に復興し、発展させること」を目指して活動する映画人、製作プロダクシ
ョン、配給会社、鑑賞団体、映画団体、映画会社、映画労働組合、映画愛好
家が集まって設立されたものです。ひと口に50年といっても、日本映画界と
ともにずっと継続してくることは容易ではなかったことと思われます。

　合わせて開催された「第28回日本映画復興賞・50周年記念復興賞」贈呈式
と祝賀会には、名優・仲代達矢さんに加え、現在99歳の新藤兼人監督、さら
に山田洋次監督が出席されました。３氏ともこの会議の意義を語り、新藤監
督、山田監督は、長年この会議の中心的人物として貢献されてきた映画評論
家・山田和夫氏への思い述べ、賞を贈呈されたことを喜んでおられました。

　新藤監督もずっと独立プロの監督として闘ってこられましたが、ユーモア
を交えながらも伝えたいことの本質をズバッと述べられるそのスピーチには、
毎回感動させられてしまいます。ご本人が最後の作品と言われる最新作「一
枚のハガキ」は今夏公開されますが、山田監督のスピーチで印象的だったの
は、「新藤さんの腹の底からの叫びがそのまま映画になっているような作品
で、特別な気持ちになった。いったい『一枚のハガキ』と『パイレーツ・オ
ブ・カリビアン』を同じ映画と言えるのだろうかと、もの凄く種類の違う映
画なのだと、同じ映画として判断してしまうのは酷過ぎやしないか、そんな
ことをしきりに今考えている」というものでした。

　昨年の映画興収が過去最高を記録しましたが、今年に入って独立系のプロ
ダクションがまたひとつ破産しました。そんなことはこの50年間に繰り返さ
れてきたことと言われるかもしれない。しかし、ここ数年の独立系の厳しい
状況を見ていると、50年かけて諸先輩方の活動をもって日本の映画文化、映
画産業の民主的復興・発展を目指してきても、その構造が“復興”出来てい
ないのではないかという現状をどう捉えるべきか―。

　多様な、独自の映画作りを目指している独立系プロダクションも、もうち
ょっとこの過去最高の映画興収の恩恵を受けて、映画制作に専念できるよう
な、何か新しいシステムを日本映画界に提案し、構築できないものかと、日
本映画復興会議を取材し、あるプロデューサーさんたちと話し合った今日こ
の頃です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞おわり＜

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