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「週刊ブンコム」Vol.210／ミコット・エンド・バサラ、破産手続き開始決定など～

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　┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃　Vol.210　(2011.04.28発行）
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【お知らせ】

■□■□　最新号出ました　□■□■

映画・放送・音楽業界の専門誌
「月刊文化通信ジャーナル」最新号(5月号)が発売となりました。

今月号のトップインタビュー(表紙の人)は
ワーナー・ブラザース映画　久松猛朗　副代表です。

“ワーナー、ポスト「ハリポタ」時代どう乗り切るか”
というタイトルのとおり映画「ハリー・ポッター」シリーズは
今夏7月公開の最新作をもってその輝かしい歴史に幕を閉じます。

数々の大ヒット生み出してきた人気シリーズののち
ワーナー・ブラザース映画が進む方向性について
久松副代表に鋭く迫ったインタビュー記事(計6ページ)です。

他に4月29日公開、ゴールデンウィーク注目邦画作品の1本
井上真央・永作博美出演「八日目の蝉」を手がけた
日活(株)　石田雄治プロデューサーのインタビュー(計5ページ)など
月刊文化通信ジャーナルは、エンタメ業界のコアで旬な情報が満載。

最新5月号の目次はコチラ↓
　>>　http://www.bunkatsushin.com/journal/default.aspx?y=2011&m=05

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■□■□メルマガ「週間ブンコム」次回配信は5/12予定□■□■

ＧＷ期間中の5月5日（祝）は、メルマガ「週間ブンコム」を発行しません。
次回Vol.211は、5月12日（木）に配信の予定です。


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　～目次～

　(1)今週のピックアップ記事（映画版）
　(2)今週のピックアップ記事（放送版）
　(3)今週のピックアップ記事（音楽版）
　(4)文化通信.com更新状況
　(5)文化通信.com「週刊人気記事ランキング」　NEW!
　(6)ブン記者の声

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┃(1)今週のピックアップ記事（映画版)　┃
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☆ミコット・エンド・バサラ、破産手続き開始決定（4/28付掲載）

　映画・映像の企画、制作管理、権利運用等を手掛けてきたミコット・エン
ド・バサラ（代表取締役社長：三宅澄二）が、東京地裁へ自己破産を申請し、
今月21日に同地裁より破産手続き開始の決定を受けていたことがわかった。
負債は19億３８００万円。

　同社は、１９９７年12月に（有）ミコットとして設立。99年６月に株式会
社化し、オメガ・ミコットに商号変更。00年３月にバサラ・エンタテインメ
ントの子会社として事業参画。02年９月に再びミコットに商号変更し、03年
２月にバサラ・エンタテインメントの子会社から外れ、同年３月にミコット
・エンド・バサラに商号変更した。資本金は５億６０１３万３１８１円。こ
れまで同社は、士郎正宗原作をアニメ映画化した「アップルシード」「エク
スマキナ‐ＡＰＰＬＥＳＥＥＤ　ＳＡＧＡ‐」、日本アカデミー賞優秀作品
賞他４部門受賞「キサラギ」、浅田次郎原作を映画化した「地下鉄（メトロ
）に乗って」の他、「アタゴオルは猫の森」、「ぼくんち」、「ｂｌｕｅ」
、「青い春」、「殺し屋１」、「うずまき」、「彼岸島」、「食堂かたつむ
り」と、メジャー、インディを問わず数々の話題作、意欲作を提供してきた。
しかしながら、独立系の映画制作・配給会社の経営が厳しくなる中で、08年
に制作費未払いによる訴訟を制作会社から起こされた他、近年はヒット作に
恵まれなかった。３月に「アップルシード」最新作の展開を発表したばかり
だったが、資金繰りに行き詰ってしまったようだ。


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┃(2)今週のピックアップ記事（放送版)　┃
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☆ＴＢＳテレビ、平日ベルト番組じわり上昇（4/28付掲載）

　ＴＢＳの平日ベルト番組が好視聴率をマーク、じわり上昇している。先週
の４月第３週において、「朝ズバッ！」は21日（木）に９・２％を獲得、９
％超は昨年３月以来の記録を出し、週平均も８・１％で、09年３月30日週以
来の８％超となった。「ひるおび」は22日（金）７・７％と同時間帯トップ、
これは01年７月11日の「ベストタイム」８・５％以来でおよそ10年ぶり。週
平均では６％と番組過去最高の記録となった。

　同社では、各ベルト番組で　“ハートプロジェクト”　を展開する等で、視
聴者の共感が得られているのでは、と見ている。

　また、好調「ＪＩＮ」はじめ、新番組ドラマがいずれも２桁発進。新バラ
エティも火曜「教科書にのせたい！」２時間ＳＰが10・６％、水曜「ファミ
・ピョン」２時間ＳＰが11・７％といずれも２桁発進している。


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┃(3)今週のピックアップ記事（音楽版)　┃
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☆ＷＭＪ内レーベル、チャリティオークション（4/28付掲載）

　ワーナーミュージック・ジャパン内の音楽レーベル「ｕｎＢＯＲＤＥ」は、
東日本大震災被災者支援のプロジェクトとして、チャリティーオークション
とチャリティーグッズの販売を行い、その収益金を全額、日本赤十字社に寄
付する。

　チャリティーオークションでは、同レーベル特製サイン入りフリスビー
（参加アーティスト＝ａｎｄｒｏｐ、Ｑ；ｉｎｄｉｖｉ＋、近藤夏子、神聖
かまってちゃん、高橋優、ＭＥＧ、ＲＩＰ　ＳＬＹＭＥ）やＱ；ｉｎｄｉｖ
ｉ＋、近藤夏子、ＭＥＧのサイン入りグッズを楽天オークション「東日本大
震災被災者支援チャリティーオークション」に出品する。入札期間は27日か
ら５月８日まで。

　チャリティーグッズは、世界的クリエイターとコラボした商品を制作、第
１弾として「ｕｎＢＯＲＤＥ×Ｅｒｉｃ　ＨａｚｅコラボＴシャツ」（完全
受注生産）を楽天ブックス限定で販売する。価格は税込３５００円。販売期
間は27日から５月31日まで。第２弾以降も随時実施予定。


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┃(4)文化通信.com更新状況（4/14～4/20)　　┃
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【芸能音楽デスクコラム】レディー・ガガに強力なライバル～（4/27更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1039

【エンタメ教育の現場から】「京都国際学生映画祭」募集～（4/26更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1038

【大高宏雄の興行戦線異状なし】｢ＧＡＮＴＺ｣新作好調～（4/26更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1036

【エンタメ教育の現場から】「第29回そつせい祭」グランプリ～(4/25更新)
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=1035

【THE　初日舞台挨拶！】東宝配給「GANTZ　PERFECT　ANSWER」（4/23更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1034

【社長コラム】松竹、東宝が「平成23年２月期決算～」（4/22更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1033 　

【エンタメ教育の現場から】「ndjc　2010」を経て…座談会（4/21更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1030

【放送デスクコラム】被災３県デジタル移行延期の決定は（4/21更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1031

【エンタメ業界求人情報】ショウゲート、スカイビジョンほか掲載中
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/recruit/


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┃(5)文化通信.com「週刊人気記事ランキング」（4/18～4/24)　　┃
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第１位：アダルト問題！なぜ大手メーカー群が？（放送・4/20付）

第２位：東宝、島谷氏が新代表取締役社長に内定（映画・4/16付）

第３位：東宝、「カイジ2」「宇宙兄弟」まで固まる（映画・4/21付）

第４位：ＣＭ差し替え料金問題はどうなったか（放送・4/16付）

第５位：スカパー！ＨＤよくばりパック新料金が決定（放送・4/15付）

第６位：東宝、関係会社の役員人事4月14日付など発令（映画・4/20付）

第７位：東宝「名探偵コナン～」、2日間で5.5億円（映画・4/19付）

第８位：映連他、夏場の劇場の使用電力削減について説明（映画・4/22付）

第９位：ＷＯＷ３ch体制、世界最大の映画ch誕生（放送・4/21付）

第10位：第2回「日本シアター～映画祭」16～17日開催（映画・4/19付）


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┃(6)ブン記者の声　┃
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～出版業界紙ではなくても注目の「本屋大賞」～

　毎年恒例「本屋大賞」が去る12日に発表され、ノミネート10作から東川篤
哉「謎解きはディナーのあとで」（小学館）が大賞に選ばれました。今年は
東日本大震災の影響もあり、一般的にはあまり大きな話題にならなかったか
しれませんが、一部では今や芥川賞、直木賞並みの注目を集める同賞。弊社
も要チェック項目なのです。

　「本屋大賞」は、書店員が選ぶ文学賞として2004年にスタート以来、今年
まで8回の歴史を数えます。選考は、なによりも“面白さ”を重視。その視
点は確かで、大賞に選ばれずともノミネート10作までに残ると確実に売れる
と言われます。その点では、芥川賞、直木賞を凌駕するかもしれません。

　すごいのは、その映像化率です。1年目だけでも、大賞の「博士の愛した
数式」が2006年に映画化されたのを筆頭に、「クライマーズ・ハイ」「アヒ
ルと鴨のコインロッカー」「重力ピエロ」「4TEEN」「終戦のローレライ」
が映画もしくはドラマになりました。2年目以降も、昨年まで大賞作はすべ
て映像化されていて（2010年大賞「天地明察」は映画化予定）、ノミネート
作もほとんどが何らかの形でメディアミックス展開されています。
　
　昨年を振り返ると、映画界では2008年ノミネート「悪人」、2009年大賞
「告白」が大きな話題を呼びました。放送界では、2008年ノミネート「八日
目の蝉」、2010年同「新参者」が人気になりました。「八日目の蝉」映画版
は、いよいよ4月29日から公開です。

　こうやって振り返ると、「本屋大賞」がもはや出版業界だけのものではな
いことが明らかです。同賞なしにして、昨今のエンタメ界は語れないのかも
しれません。さて、今年の同賞からはどんな映像作品が生まれてくるのか。
映画・放送の製作関係者は早くから動いているはず。すでに大賞「謎解きは
ディナーのあとで」は映像化に向けた話があるようで、早くも期待は高まる
ばかりです。
　
　余談ですが、取材で文化通信社と社名を名乗ると、まれに「ああ、出版業
界紙の文化通信さんですね」と間違われることがあります。もしかしたらこ
のメルマガを読んでいただいている会員の皆さまの中にも、一部誤解がある
かもしれません。弊社は“映画・放送・音楽の業界紙・文化通信社”で、
出版に関しては同名の他社さんが取材されています。しかし、こうやってリ
ンクする部分は出てくるわけですね。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞おわり＜

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