「週刊ブンコム」Vol.209/アルタミラP他「ダンシング・チャップリン」、好スタートなど~
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┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃ Vol.209 (2011.04.21発行)
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【お知らせ】
★「人気記事ランキング」復活!
いつも当メルマガご愛読頂きありがとうございます。さて、今回は新コン
テンツ追加のお知らせです。以前、当メルマガで掲載していた「文化通信.
com週刊人気記事ランキング」。昨秋のリニューアルの際に掲載を終了しま
したが、ご購読者様から復活を要望する声を多数頂いたため、今回より再び
掲載致します。業界注目のニュースがひと目でわかる同ランキングをお楽し
みください。
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~目次~
(1)今週のピックアップ記事(映画版)
(2)今週のピックアップ記事(放送版)
(3)今週のピックアップ記事(音楽版)
(4)文化通信.com更新状況
(5)文化通信.com「週刊人気記事ランキング」 NEW!
(6)ブン記者の声
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┃(1)今週のピックアップ記事(映画版) ┃
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☆アルタミラP他「ダンシング・チャップリン」、好スタート(4/21付掲載)
アルタミラピクチャーズ+東京テアトル配給「ダンシング・チャップリン」
が、チャールズ・チャップリンの生誕記念日である4月16日(土)、銀座テ
アトルシネマほか全国7館で上映をスタート。銀座は初日2日間全回満席、
全国でも大阪で立ち見が続出するなど、大ヒットスタートとなった。
■銀座テアトルシネマ成績(1日4回上映)▽16日=動員600名・興収78
万9300円、17日(日)=動員600名・興収77万4800円、2日間合
計=動員1200名・興収156万4100円
■全国7館成績▽16、17日(2日間合計)=動員3697名・興収451万
0600円。スクリーンアベレージは64万4371円。
銀座では、周防正行監督、出演の草刈民代が初日舞台挨拶を行い、当初3
回の予定から、早々にチケットが完売したため急遽最終回も実施した。日曜
日も全回満席を記録し、3日目の平日月曜日も初回から3回目まで満席にな
る勢い。銀座の客層は、夫婦50割引対象者やシニアが中心となり土日で50%
を占めた。その他、初日初回、2回目は草刈ファン、バレエファンと思われ
る30~40代の女性、3回目以降はカップル、男性客、親子客なども見られた。
窓口比率は、先行で舞台挨拶チケットを販売していた初日が65%だったが、
2日目は82%と極めて高く推移。これは年配層の客層比率が高いことが大き
な要因だが、その他直前のパブリシティ効果や新聞の映画評等で、バレエフ
ァン、周防監督の熱心なファン以外に、一般映画として周辺層、浮動層を多
く取り込んでいることが予想される。パンフレット購買率は2日間で14%と
高価格設定(1100円)ながら善戦。鑑賞後の満足度も良好で、ぴあ初日
満足度ランキングでも並みいる大作、競合作を抑え堂々一位(満足度90・7)
を獲得している。
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┃(2)今週のピックアップ記事(放送版) ┃
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☆TBS買取価格決定、最高裁が楽天の抗告棄却(4/21付掲載)
楽天は20日、最高裁より、同社の抗告を棄却する旨の19日付決定を受領し
た。これにより、同社が保有するTBS株式を1株1294円でTBSホー
ルディングスに売却することが確定した、なお、売却代金は、1株あたり1
294円で計算される金額、約488億円は受領済み。これによりTBS株
式をめぐる問題は決着へ。
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┃(3)今週のピックアップ記事(音楽版) ┃
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☆フィギュア演技時の聴覚疑似体験「着うた」(4/21付掲載)
インデックスはフィギュアスケートシーズンのクライマックスを飾る「I
SU世界フィギュアスケート選手権大会2011」(4月24 日~5月1日、
ロシア・モスクワ)を間近に控え、同社が運営するエンターテイメント系モ
バイルサイト「速報Musicサーチ」でフィギュアスケーターのジャンプ
、ステップ、スピン時の聴覚を疑似体験できる着うた「疑似体験メロディ~
フィギュアスケーターのジャンプ~」を20日から提供開始した。
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┃(4)文化通信.com更新状況(4/14~4/20) ┃
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【芸能音楽デスクコラム】「震災で変わった?テレビとラジ~」(4/20更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1027 【大高宏雄の興行戦線異状なし】「GW興行、頼みは早くも~」(4/19更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=1023 【エンタメ・トピックス】第7回エンタメ・エキスポ香港(4/18更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=999 【イチオシ!DVD】「愛の新世界【無修正完全版】」(4/18更新)
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http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1021 【THE 初日舞台挨拶!】第2回「日本シアタースタッフ映画祭」(4/16更新)
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http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=1020 【放送デスクコラム】「歴史を変えるか? TBS『JIN』」(4/14更新)
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┃(5)文化通信.com「週刊人気記事ランキング」(4/11~4/17) ┃
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第1位:木下工務店、「(株)キノフィルムズ」設立(映画・4/11付)
第2位:スカパー!HDよくばりパック新料金が決定(放送・4/15付)
第3位:興行10社、12日現在の再開・休業状況(映画・4/13付)
第4位:アスミックA「モールス」に邦題決定(映画・4/13付)
第5位:米アカデミー賞作品賞受賞作、11年間の興収(映画・4/14付)
第6位:東北新社とスカJ新会社、シネマch譲受(放送・4/12付)
第7位:松竹、初の時代劇3D「一命」10月公開(映画・4/13付)
第8位:●コラム「映画業界最前線」Vol.134(映画・4/11付)
第9位:テレ東、復興支援へ25日プレミア歌謡音楽会(放送・4/12付)
第10位:東宝映像事業部「監督失格」、9月3日公開(映画・4/12付)
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┃(6)ブン記者の声 ┃
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~佐々部清監督新作2本に期待~
今週火曜日(19日)に、映画「日輪の遺産」(角川映画配給/堺雅人主演)
の完成報告会見が都内で行われました。「鉄道員」「地下鉄に乗って」など
の浅田次郎氏による小説を映画化した本作。私は原作未読ですが、終戦間際
の日本を舞台に、戦後復興のために下された任務を遂行する3人の軍人と20
人の少女を描く感動作だそうです。
メガホンをとったのは佐々部清監督。佐々部監督といえば、個人的には監
督デビュー作「陽はまた昇る」(02年)が印象的です。VHS開発に奮闘す
るビクター社員を描く、感動の傑作でした。技術者のものづくりに対する熱
い想いが伝わり、硬派で人間描写に優れた監督というイメージを持ちました。
2作目の「半落ち」(03年)も良作で、この2作品で佐々部監督の力量の高
さを確信しました。
その後も、市井の人の時代を越えた“平凡な”愛を描くことで、原爆被害
の悲惨さを強烈に訴えた「夕凪の街 桜の国」(07年)、馬術部員の日常と
気持ちをリアルに描写した「三本木農業高校、馬術部」(08年)など秀作を
連発。派手さはありませんが、入念なリサーチと真摯な映画作りで、抜群の
安定感があります。
「日輪の遺産」の会見で、監督は「人をきちんと撮ることを佐々部カラー
だと思って今後も撮っていきたい」と話していました。監督が手掛けた作品
を振り返ると、その言葉通りのフィルモグラフィーだと思います。そして、
新作は「映画化が実現するまで4年という長い月日がかかった」(監督)と
いう念願の作品。今回も期待せずにはいられません。公開は8月27日です。
さらに、佐々部監督は今年もう1本、新作が控えています。秋に公開予定
の「ツレがうつになりまして。」(東映配給)です。宮崎あおい&堺雅人と
いう「篤姫」コンビが再共演し、夫婦の愛を描く映画。今年1月に行われた
記者会見で、佐々部監督は「4年前に幻冬舎さんにお願いして、映画化権を
押さえさせてもらっていた」という、こちらも思い入れの強い作品のようで
す。
「日輪の遺産」「ツレがうつになりまして。」。毛色の異なる両作品です
が、主演はどちらも堺雅人。佐々部監督が同じ俳優の異なる表情をどう引き
出すのかも注目の一つでしょう。夏~秋が今から待ち遠しいです。
>おわり<
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