「週刊ブンコム」Vol.197/邦洋配給13社、昨年の年間興収まとまるなど~
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┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃ Vol.197 (2011.01.27発行)
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~目次~
(1)今週のピックアップ記事(映画版)
(2)今週のピックアップ記事(放送版)
(3)今週のピックアップ記事(音楽版)
(4)文化通信.com更新状況
(5)ブン記者の声
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┃(1)今週のピックアップ記事(映画版) ┃
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☆邦洋配給13社、昨年の年間興収まとまる(1/27付掲載)
邦画、洋画の配給会社13社の2010年の年間興収がまとまった。13社の
12月累計は171億8958万2234円となり、13社の1~12月までの年
間累計興収は、2089億8576万9736円と確定した。これは、20
09年の年間興収と比べて、107・7%だった。
東宝が、年間興収の歴代新記録を樹立。ディズニーは、300億円には届
かなかったが、290億9758万0150円。ワーナー映画は、20世紀フ
ォックス映画を抜き、228億2117万7654円を記録して、3位に食
い込んだ。松竹と東映は、ともに136億円台でしのぎを削った。
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┃(2)今週のピックアップ記事(放送版) ┃
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☆フジ愛犬サイトBSフジ連動ECサービス(1/27付掲載)
映像配信サイト「GyaO!」は、今年度第3四半期(10~12月)も黒字
を達成した。これで第1四半期からの累計で黒字となり、年度通期での黒字
の達成は確実な情勢だ。なお、昨年度の第4四半期から四半期黒字を記録し
ており、2010年は既に年間黒字となっている。
広告売上が引き続き好調で、昨年11月の月間利用者数(ユニークユーザー
/ニールセンオンライン調べ)は1629万3千人と、同月までのデータで
過去最高を更新。「ニコニコ動画」に503万人の差を付け、「YouTu
be」を1263万人差で追っている。12月は約3億3千万PV、1億スト
リーミング超といずれも過去最高で、右肩上がりの傾向だ。また、ユーザー
層も、Yahoo!動画統合前の旧GyaO(09年4月)でF1層10%・F
2層9%だったのが、新GyaO!(10年8月)ではF1層14%・F2層12
%に増加し、全体の女性ユーザー比率が25%から34%へ大幅に拡大している。
有料サービスの「GyaO!ストア」を見ると、月間売上高の最高記録は
昨年9月度から塗り替えられていないが、10・11・12月はいずれも、記録的
な猛暑や夏休みという特需があった8月よりも増加。新GyaO!スタート
の09年9月から比べると、約2倍の規模に拡大している。
今後の展開としては、昨年12月のiPhone/iPad対応に続き、春
頃にはアンドロイド端末にも対応し、マルチデバイス戦略を進める。さらに
夏頃には、シャープ、東芝、日立の対応テレビで楽しめる「テレビ版Yah
oo!JAPAN」内に「GyaO!ストア」を開設する予定で、インター
ネットテレビへの対応も進めていく考えだ。
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┃(3)今週のピックアップ記事(音楽版) ┃
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☆MPA、今年は楽曲そのものに焦点当て開催(1/27付掲載)
一般社団法人・日本音楽出版社協会(MPA)は24日夜、「国際音楽産業
見本市」(MIDEM)が開催されているフランス・カンヌ市内でMIDE
M出展関連事業の一環としてライブ・パーティー「ACCESS Japa
n ~J‐Night feat.Marie Digby」を開催した。
MPAは、2005年から日本のアーティストによるライブイベント「ジ
ャパン・ナイト」を開催してきたが、今回は、世界でも話題のJ‐POPや
アニメソングといった「日本の楽曲そのもの」に焦点を当て、楽曲のよさに
触れてもらうイベントに模様替えして開催した。
パフォーマンスを行ったMarie Digbyは、アメリカ人の父と日
本人の母を持つハーフのシンガー・ソングライターで、YouTubeの動
画投稿をきっかけにデビュー。幼少の頃から日本の歌に親しんできたことや
J‐POPが好きで数多くの楽曲をカバーしていることなどから今回の出演
が決まり、約40分のステージで「LOVE LOVE LOVE」(Dre
ams Come True)、「TIME GOES BY」(Ever
y Little Thing)、「ARRIETTY’S SONG」な
どを披露した。
会場のMorrison’s LoungeにはMIDEM関係者、カン
ヌ市内外の若者ら約200名が集まり、Marieの澄んだ歌声とJ‐PO
Pを楽しむと共に、日本の楽曲に強い関心を示していた。
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┃(4)文化通信.com更新状況(1/20~1/26) ┃
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【大高宏雄の興行戦線異状なし】Vol.14(26日更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=898 【社長コラム】“講談社「~寅さんDVDマガジン」発売”(24日更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=896 【エンタメ業界求人情報】GEM Partners、JICなど(24日更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/recruit/ 【エンタメ教育の現場から】東京造形大ら創立者生誕100周年 (24日更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=895 【THE初日舞台挨拶!】「DOCUMENTARY of AKB48」(22日更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=894 【放送デスクコラム】Vol.15 (20日更新)
>>詳しくは、
http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=891 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
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┃(5)ブン記者の声 ┃
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~バラエティに富んだ東映ラインナップ~
先週水曜日に、東映が2011年のラインナップ発表会を都内で開催しま
した。同社は08年まで8年間、ラインナップ発表会を行っていなかったので
すが、今回で3年連続(08年秋、09年秋、11年初頭)となり、すっかり定着
した感があります。再開1回目は岡田裕介社長と監督たちによる漫才のよう
なプレゼンで会が進行し、会場は爆笑の嵐(本当に)でした。それはそれは
衝撃的で、その場にいた人は全員、強く記憶に残っていると思います。
ところが、その時とは打って変わって今回はとにかく真面目に、ボリュー
ムたっぷりのラインナップ発表会でした。1回目が13本だったのに対し、今
回発表されたのはなんと23本! 数本は映像のみの紹介でしたが、ほとんど
の作品は監督やプロデューサーが一人ずつ登壇し、粛々と作品説明を行いま
した。ただ、全部で2時間という枠が決まっていたため、一人の持ち時間は
3~5分ほど。登壇者の皆さんは、言いたいことだけをズバッと言って終了
のため、取材する側も中だるみせずに終始集中して説明に耳を傾けることが
できました。
そのラインナップですが、冒頭で岡田社長が「前回のラインナップ発表会
で、安く安く安く作れと言った(※正確には『一に安い、二に安い、三に安
い』と話していました)せいか、粗製濫造になった(笑)」と冗談を飛ばし
て報道陣を笑わせていましたが、なんのなんの、超大作こそ少ないもののバ
ラエティに富んだ作品群になったと思います。
来年公開予定の「小惑星探査機 はやぶさ」や、岡田社長企画の「手塚治
虫のブッダ」あたりが目玉作品ですが、そのほかにも、東映が24年ぶりに単
独買い付けした外国映画「アジョシ(原題)」、松山ケンイチと瑛太が鉄道
オタクを演じる「僕達急行 A列車で行こう」、宮崎あおい×堺雅人の篤姫
コンビが再度夫婦を演じる「ツレがうつになりまして。」、浅野忠信が役作
りに入る際に“リミッターを外した”という「これでいいのだ!!映画★赤塚
不二夫」、チュートリアル徳井義実がムキムキに鍛えて出演する「莫逆家族
バクギャクファミーリア」など、若い映画ファンにアプローチできる華や
かな作品が揃ったと思います。もちろん、仮面ライダーやプリキュア、戦隊
モノなどの鉄板シリーズの新作もありました。
また、東映製作の自社作品が少なく、外部の配給作品がズラっと揃ったの
も特徴的でした。今年東映は創立60周年の記念の年です。自社作品にこだわ
らず、とにかく本数を揃え、次々と新作を送り出そうという方針が感じられ
ます。宣伝部の方は大変だと思いますが、大ヒットの連発を期待したいもの
です。
ちなみに個人的に楽しみな作品は「デンデラ」。姥捨山を題材に、捨てら
れた50名の老女たちが厳しい山の生活の中で生き抜こうと奮闘する映画だと
か。なんか凄まじい映画になりそう…。浅丘ルリ子をはじめとした名女優た
ちの熱演に期待です。
>おわり<
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