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「週刊ブンコム」Vol.190／東映国際営業部、AFMで史上最高売上げ達成など～

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　┃週┃┃刊┃┃ブ┃┃ン┃┃コ┃┃ム┃　Vol.190　(2010.11.25発行）
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　～目次～

　(1)今週のピックアップ記事（映画版）
　(2)今週のピックアップ記事（放送版）
　(3)今週のピックアップ記事（音楽版）
　(4)文化通信.com更新状況
　(5)ブン記者の声

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┃(1)今週のピックアップ記事（映画版)　┃
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☆東映国際営業部、AFMで史上最高売上げ達成（11/25付掲載）


　東映（国際営業部）が、11月３～10日にアメリカ・ロサンゼルスで開催さ
れた映画見本市ＡＦＭ（アメリカン・フィルム・マーケット）で、１３０万
ドル（約１億１０００万円）という、単一マーケット売上げとしては同社国
際営業部史上最高売上げを達成した。

　これまでは、２００６年に「男たちの大和」や「明日の記憶」「スケバン
刑事：コードネーム麻宮サキ」などで参加したカンヌマーケットの80万ドル
が最高だったが、今回それを50万ドル以上上回る好成績を記録。その要因と
して、今回10年ぶりにアメリカ向けの「バトル・ロワイアル」（深作欣二監
督）が３Ｄ公開に併せセールス解禁となり、数社争奪戦の末、一契約として
は最高金額で成約した他、イギリス、ロシア、台湾、香港などとも成約し、
また３月公開の「わさお」（錦織良成監督）が、完成前のプリセールにもか
かわらず台湾、香港をはじめとするアジアほぼ全域での交渉がまとまったこ
とが挙げられる。

　同社国際営業部・大久保忠幸課長代理によれば、「数年来の世界経済不況
で映画の売買市場にも相変わらず厳しい風が吹いている中、この成績を残せ
たことは、世界市場でのＴＯＥＩブランドの一層のアピールにつながる」と
している。

　また、同マーケットで行定勲監督作品「今度は愛妻家」（本年１月公開）
のアメリカ公開も決定した。来年１月ロサンゼルス市内３館スタートを皮切
りに順次拡大していく。同作品は、８月下旬に韓国で５館公開した後、11月
２週までロングラン上映を続け、その評判がアメリカに飛び火した形。


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┃(2)今週のピックアップ記事（放送版)　┃
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☆ｍｍｂｉ、ハード会社を来年１月分割新設（11/25付掲載）

　(株)マルチメディア放送（ｍｍｂｉ）は、ＶＨＦ‐ＨＩＧＨ帯マルチメデ
ィア放送のハード事業会社を、来年１月に会社分割で新設する。新会社の社
名は「（株）ジャパン・モバイルキャスティング」（資本金15億円）。設立
時はｍｍｂｉの１００％出資だが、今後、委託事業者などからの出資を受け、
２０１２年４月のサービス開始までに資本金１００億円に増資する。社長に
は、現・ｍｍｂｉ新会社設立準備室長の永松則行取締役が就任する。

　今年９月に総務省からＶ‐ＨＩＧＨ帯ハード事業免許の認定を受けたｍｍ
ｂｉは、この新設分割に伴い、放送免許を新会社に承継する。来月中旬に行
うｍｍｂｉ株主総会で決議し、速やかに総務省に承継を申請。これまでの放
送免許の承継は、経営破たんによる事業譲渡がほとんどで、今回のような事
例は無いが、１ヶ月程度での認可を見込む。

　マルチメディア放送は、ハード／ソフト分離が原則となるため、現在制度
整備が進められているソフト（委託）事業については、ハード会社と別法人
での認定申請が必要。それに先駆けて、ハード事業の新会社を分割・免許承
継し、ｍｍｂｉが委託事業の認定申請を行うことになる。

　委託認定の制度整備は、今月22日に総務省の「考え方」に対する意見募集
と、参入希望調査が締め切られたが、今後これを受けた制度整備案の提示は
来年１月、実際の認定申請は早くて３月頃が見込まれている。ｍｍｂｉは、
当面現行の社名（(株)マルチメディア放送）を継続する。


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┃(3)今週のピックアップ記事（音楽版)　┃
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☆アニソン歌手麻生夏子、12月仏でワンマン（11/25付掲載）

　タレントでアニソンシンガーの麻生夏子（スターダスト）が、日本でも１
度しか開催していないワンマンライブを12月12日にフランス・パリで開催す
ることになった。主催は、毎年７月にフランス・パリで開催されるゲーム・
アニメ・音楽・漫画など日本のポップカルチャーを紹介するイベント「Ｊａ
ｐａｎ　ＥＸＰＯ」の日本担当ディレクター、Ｓａｅ　Ｃｉｂｏｔ氏がＣＥ
Ｏをつとめるフランスの音楽イベント会社、ＳＯＵＮＤＬＩＣＩＯＵＳ。

　麻生は、10年４月からフランスで放送中の情報番組「Ｊａｐａｎ　ｉｎ　
ｍｏｔｉｏｎ」（ＮＯＬＩＦＥ）でメインパーソナリティーをつとめており、
日本のカルチャーや流行を体当たりでレポートし〝なちゃーん〟の愛称で人
気を博している。

　日本では、09年５月にデビューして以来、アニソンシンガーとして数々の
アニメ作品のテーマソングを担当。10年11月10日に発売した５枚目のシング
ル「Ｍｏｒｅ‐ｍｏｒｅ　ＬＯＶＥＲＳ!!」（ランティス）は、アニメ・ゲ
ーム専門携帯サイト「超！アニメロ」でダウンロードランキング１位（集計
期間：11月10日～同16日）を獲得するなど、次世代を担う女性アニソンシン
ガーとして注目が集まっている。

　フランスでのライブは、10年７月のＪａｐａｎ　ＥＸＰＯ以来２度目とな
る。Ｊａｐａｎ　ＥＸＰＯ以来、Ｙｏｕｔｕｂｅにアップされている麻生の
プロモーションビデオには、再来仏を願うコメントが殺到。その熱意に心打
たれた麻生は、フランスのファンに会うため、また、芸術の街パリで日本の
ポップカルチャーを広めるために日本でもまだ１度しか開催していないワン
マンライブをフランスで開催するオファーを快諾した。

　【麻生夏子　フランス・パリ　ワンマンライブ開催概要】イベントタイト
ル＝ＡＲＴ‘ｎ　ＰＯＰ／日程＝10年12月12日（日）18時～／会場＝Ｌａ　
Ｍａｒｏｑｕｉｎｅｒｉｅ／主催＝ＳＯＵＮＤＬＩＣＩＯＵＳ／協賛＝ａｖ
ｅｃ　ＭＣＭ、ＷＡＣＯＭ、Ｍａｎｇａ‐Ｗｏｒｌｄ．ｆｒ、ＮＯＬＩＦＥ
　ｅｔ　Ｊａｐａｎ　ＥＸＰＯ。


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┃(4)文化通信.com更新状況（11/18～11/24)┃
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【エンタメ教育の現場から】スカイツリーの下に国境越え学生映画が集結（24日更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=804

【芸能音楽デスクコラム】Vol.8「いきものがかりの人気に思う」（24日更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=803&bc=2

【エンタメ教育の現場から】「ndjc2010」製作実地研修が開始（22日更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=801

【THE　初日舞台挨拶！】「第11回東京フィルメックス」開幕（22日更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=802

【THE　初日舞台挨拶！】プレシディオ「パラノーマル～」（20日更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=798

【THE　初日舞台挨拶！】東映「行きずりの街」（20日更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=1&id=797

【社長コラム】Vol.8“「T・ジョイ博多」オープンで思うこと”（19日更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=796

【エンタメ・トピックス】映像＆エンタメフォーラム取材レポート（18日更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?id=782&pg=1

【放送デスクコラム】Vol.8「便利？迷惑？自動ＣＭスキップ」（17日更新）
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/varieties/article.aspx?bc=2&id=795

【エンタメ業界求人情報】(株)トランスフォーマーほか新規掲載
＞＞詳しくは、http://www.bunkatsushin.com/recruit/

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┃(5)ブン記者の声　┃
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～「家で映像を見る」スタイルの将来は～

　今月11日に、新たなテレビ視聴スタイルを提案する「Apple　TV」が発売さ
れました。いわゆるセット・トップ・ボックス機能を持つ機器なのですが、
8,800円という手軽さで思わず購入。場所を取らず、ケーブルもHDMI1本のみ
というスタイリッシュさに加え、洗練されたユーザーインターフェース、iP
honeアプリでリモコン機能を担うなど、その操作性に衝撃を受けました。

　そして昨日には某社にお邪魔して「Google　TV」と「Roku」という同種の
サービスを体験。まるで巨大なiPhoneを操作しているような感覚で、またま
た衝撃を受けたのです。特に「Google　TV」は、電波で受けるテレビ番組を
右下のワイプに収めて他の機能を楽しめたり、テレビ番組の視聴中に「検
索」ボタンを押すと画面上部に容赦なく検索窓が登場するなど、もはやテレ
ビ画面はテレビ番組が独占するものではないのだと、改めて実感しました。

　米国でもまだ始まったばかりのサービスですが、果たしてこうした視聴ス
タイルは日本で定着するのでしょうか。まだ深慮にまで至っていませんが、
二分化していくのではないかというのが現在の私の考えです。

　確かに沢山のサービスから無数のコンテンツを楽しむことができる優れモ
ノではありますが、やはりその中からお気に入りを探し出すのは、かなりし
んどい。一人で見ているならまだしも、リビングのような数人で見るテレビ
では、とてもじゃないですが耐えられないでしょう。テレビに向かってあそ
こまで操作の手間がかかるものとして、まずＴＶゲームが挙げられますが、
感覚としてはそれに近いものがあります。

　何だかんだ言っても、スイッチ一つで勝手に番組が流れてくれる既存のテ
レビ放送は、楽なことこの上ないですね。新たなサービスで機能が加われば
加わるほど、その簡便性が際立ちます。ですから「Google　TV」のライバル
は、既存のテレビゲーム機になり、リビングよりも２台目以降の個人用で活
躍するのではないでしょうか。それこそ、ゲーム機能もどんどん入ってくる
でしょう。しかし一方で「Apple　TV」は、シンプルな操作性にかなり重点を
置いている印象。こちらはリビングと融合する可能性も高そうです。

　と、書いてはみたものの、実は全く想像がついていません。果たして今後
「家で映像を見る」というスタイルは、どのように進化を遂げるのでしょう
か。考えれば考えるほど原稿が進みません。。散らかしたままで大変恐縮で
すが、今回はこの辺で失礼させて頂きます！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＞おわり＜

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