レポート:第7回エンターテインメント・エキスポ香港
2011年04月18日
(ページ 4/6)

同アワード・セレモニーには、香港のチョウ・ユンファ、サモ・ハン、韓国のイ・チャンドン監督、ハ・ジョンウら豪華なスター、監督たちがレッドカーペットを歩いて登場。日本からは「告白」で同アワードにノミネートされた中島哲也監督、川村元気プロデューサー(東宝)らが参加した。写真右上は、スタートを告げるチョウ・ユンファ、ジャック・ソーHKTDC会長、ウィルフレッド・ウォン香港国際映画祭チェアマン。

進行役を務めたアンジェラ・チョウ、アーチー・カオ、リサ・エス(左から)

審査員は、ヨン・ファン(審査委員長/香港)、Ronald Arguelles(フィリピン)、John Badalu(インドネシア)、ペギー・チャオ(台湾)、石坂健治(日本)、クリスチャン・ジュネ(フランス)、ハンナ・リー(韓国)、Kong Rithdee(タイ)、Christoph Terhechte(ドイツ)、Max Tessier(フランス)、ジャコブ・ウォン(香港)、マンフレッド・ウォン(香港)、Xie Fei(中国)の13人。

アジア映画普及貢献賞(特別賞)を受賞したFortissimo Film会長(左)、プレゼンターを務めたジョアン・チェン(右)

人気アーティストによるライヴ・パフォーマンスも

「十三人の刺客」で最優秀美術賞を受賞した林田氏(左)、最優秀助演男優賞を受賞したサモ・ハン(右)
授賞式では受賞者やプレゼンターから日本の東日本大震災被災者へのお悔やみ、お見舞いの言葉が相次ぎ、授賞式全体から被災した日本への思いが感じられた。

※写真左から3人目が依田氏、右から2人目がフォン・シャオガン監督
東京国際映画祭チェアマンとして参加していた依田巽氏が代表して、日本の被災者への思いと、セレモニー参加者・各国へお礼の言葉を述べた。

アジア映画貢献賞(特別賞)を受賞したキム・ドンホ氏。韓国を中心に多くの映画人に影響を与えた。

アジア映画終身成就賞(特別賞)を受賞したレイモンド・チョウ氏。ブルース・リー、ジャッキー・チェン、マイケル・ホイらを世に送り出した功績は偉大だ。

最優秀主演女優賞を受賞したシュイ・ファン(左)、プレゼンターを務めたカリーナ・ラウとハーヴェイ・ワインスタイン(右)

最優秀主演男優賞を受賞したハ・ジョンウ(左)、プレゼンターを務めたアーロン・クォックとチャン・ツィイー(右)

最優秀脚本賞と最優秀監督賞をW受賞したイ・チャンドン監督

昨年のカンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞に続き、最優秀作品賞を受賞したアピチャッポン・ウィーラセタクン監督(左端)。世界中に衝撃を与え、映画の更なる可能性をアジアから提示した意味は大きい。写真中央がヨン・ファン審査委員長。
日本の最優秀賞受賞者は残念ながら「十三人の刺客」美術の林田裕至氏のみだったが、最優秀作品賞を受賞した「ブンミおじさんの森」(タイ)を含め、アジア映画のパワーと、中国・香港映画界の一体感を感じさせ、ひとつのエンターテインメント・ショーとしても見応えのあるセレモニーだった。
※「香港/アジア ポップ・ミュージック・フェスティバル」は5ページ目