50歳になった中森明菜の第一弾曲は“再生不能”!?
2015年08月05日
唐突な噺だが、歌姫・中森明菜も50歳を迎えた。
デビューは82年だった。この年はキョンキョン(小泉今日子)、石川秀美、松本伊代、堀ちえみ、早見優、北原佐和子、三田寛子、伊藤さやか、つちやかおり、そしてシブがき隊…挙げたらキリがないが、とにかくアイドルがたくさん生まれた年だった。それから33年。時の流れとは早い…。
で、明菜だが、今年2枚目の新曲を9月30日に出すことになった。それが何と“再生不能”なんだという。これも実に唐突な噺なのだが、一体どういうことなのか?
新曲タイトルは「unfixable」。日本語に訳すと「再生不能」だという。おそらく音楽関係者に聞いたら「ポップス系歌手の曲タイトルとしては異例。それも明菜の新曲だけにインパクトという以上に衝撃的」なんてコメントするに違いない。
しかも、シングルとしては初めて全編を英語で歌っている。いや、こんなタイトルの曲を英語で歌っているだけでも意味深である。
明菜は7月13日に50歳の誕生日を迎えた。しかも今回が通算50枚目のシングルとなる。恐るべきタイミングである。ま、あらゆる意味でファンに大きな衝撃を与えることは確実だ。
振り返れば、ストレスによる免疫力低下で体調を崩し、入退院を繰り返してきた明菜が、突如活動を再開したのが昨年の「紅白」出演だった。何と4年3ヶ月ぶりの芸能界復帰だった。
が、しかし1月に新曲を発売したものの本格的な活動には至らなかった。それが実は海外で極秘レコーディングを行っていたというんだからビックリだ。そういえば、昨秋の極秘海外レコーディングも発表まで誰にも知られることがなかった。
で、今回の“新曲”として選んだのが「unfixable」だ。聞けば、海外の作家に依頼した作品だそうで「4人の作家による共同制作」だと言う。ミディアムテンポのバラード曲に仕上がっているとか。それも「レコーディングした数曲の中から絞り込んでいく中で、明菜が最後まで拘った作品」という。
一方、カップリング曲として収録する予定の「雨月」は日本語詞。ただ
「その詞の内容は彼女の活動休止中の気持ちを表していると言うんです。自分ではどうにもならない苛立ち、焦り…でも、それを乗り越えようと頑張ってきたら、一筋の光が見えてきた…明菜はこの曲を改めて聴いていると涙が出て来ると言うんです」
と制作スタッフ。
音楽活動を休止していた約4年間の明菜の苦悩と病気との闘いの日々、そして「紅白」への出演を決めた心情が初めて明かされるというわけだ。
さて…あなたは聖子派ですか?それとも明菜派?
(渡邉裕二)