映連「2012年 新年記者発表会」、各社代表挨拶
2012年02月02日
無理せず独自の道を歩んでいこうが合言葉
★岡田裕介・東映社長
去年1年はまあまあの成績でございます。発表されているので数字は言いませんが、我々としましてはまず土台をしっかりしていく、仮面ライダー、レンジャー、プリキュアというものを一つの土台にし、そこから映画作りをまたやっていきたいと思っております。目標としては無理せず、独自の道を歩んでいこうというのが我々の合言葉でございます。
今年、何があるかは1月30日にラインナップ発表をするので、集まりが悪いと困りますので、私の方はこの場では発表しません。この次の発表は、「はやぶさ」があちこち飛んでいるので、「はやぶさ」を中心に新たな鳥を、「カナリア」を飛ばしまして、そういうのが中心の発表になるかと思いますが、ご期待下さい。
「映画館に行こう!」実行委員会を(委員長)やっておりますが、先ほどから話が出ておりますように、(昨年は)大変な落ち込みようです、はっきり言って。震災があろうとなかろうと、何があろうとこれは大変なことで、どういった原因なのかを我々は研究し、調査していかないと、今後につながっていかないという風に思っています。隣にいる
椎名(保・角川書店専務)さんのところのアスキー様と、初めてリサーチ会社さんと一緒になってですね、いま大々的に調査しております。なんとなく結果は出てきているのですが、結果だけを皆さんに発表しても仕方ないので、ある種それを、対策を踏まえて、また自分たちで検討してですね、こういうことをやっていくんだという時に、データを含めて発表できるものは発表させて頂きたいと思っています。これに関しましては、我々は〝有事〟の問題と捉えてやっていきたいと思っております。
それと同時に話は飛びますが、映画とは関係ないところもあるのですが、私どもはまたこの1年は、(東映太秦)映画村に力を入れていきたいと思っております。これは京都の撮影所をどうやって残していくかという問題とも関わっていき、そのためにはある種映画村の活性化というのが大変な要素になってくるという思いから、いろんな形でやっていきたいと思っております。(了)
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