10月24日
ミニセミナー「日本・香港 共同制作支援スキーム」
香港貿易発展局+公益財団法人ユニジャパン主催のミニセミナー「日本・香港 共同制作支援スキーム」が24日、東京・六本木のグランドハイアット東京で行われ、香港貿易発展局日本主席代表の古田茂美氏、香港国際映画祭名誉事務局長のフレッド・ワン氏、文化庁文化部芸術文化課芸術文化調査官の佐伯知紀氏、香港映画発展局委員のナンサン・シー氏らが出席した。
「経済貿易緊密化協定」(CEPA)のもと、巨大な中国本土マーケットへの優先的参入権が与えられている香港は、世界中のエンタテインメント業界から、大中華市場へのゲートウェイとして大きな関心を寄せられている。冒頭、古田氏が挨拶し、『香港‐アジア・フィルム・ファイナンシング・フォーラム』、HAFについてフレッド・ワン氏、続いて、佐伯氏が文化庁国際共同製作映画支援事業について、そして最後にナンサン・シー氏が登壇し、香港における映画製作支援スキーム(香港映画発展基金)の紹介を行った。
なお、続くレセプション「香港シネマ@TIFF」では、香港貿易発展局及び香港映画発展局会長のジャック・ソー氏が挨拶。続いて、映像産業振興機構理事長の松谷孝征氏が祝辞を述べ、東京国際映画祭チェアマンの依田巽氏が乾杯の音頭をとった。
第24回東京国際映画祭・特別招待作品、松竹配給「アントキノイノチ」のプレミア上映会が24日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ7番スクリーン(644席)で行われ、瀬々敬久監督、キャストの岡田将生、榮倉奈々、原田泰造が舞台挨拶を行った。同作品は、さだまさしの同名原作を映画化した感動作。11月19日全国RS。
▼瀬々敬久監督 本作は日本の問題を考えて作ったが、モントリオールで「私も遺品を整理したことがあるわ」と、おばあさんが感動した様子で泣きながら駆け寄ってきてくれたのが印象的だった。日本だけでなく、世界のそれぞれの国に、その国ならではの問題があると思うが、 それを映画で切り開こうとしてきた人たちがいた。今でもその「映画の力」はあると思うし、僕たちもそういう意識を持ってこれからも映画を作っていきたい。
▼岡田将生 人と人の繋がりを描いた作品だと思う。僕もこの仕事を通して、誰かと繋がっていたいと思えた。この映画を見て、皆さんにもそう感じていただけたら嬉しい。
▼榮倉奈々 この映画は、命や生きることがテーマ。性別や年代それぞれの環境によって様々な見方ができる映画だと思う。ぜひ楽しんでください。
(左から瀬々敬久監督、岡田将生、榮倉奈々、原田泰造)