ライバル関係にある在京AMラジオ3局が、ナイター視聴アピールで一致団結することになった。TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送が9日、共同キャンペーン「GEORGIA presents 男はラジオナイター!」を実施すると発表。史上初の3局コラボが実現する。
パソコンやスマートフォンなどから手軽にラジオが聴ける「radiko」が普及しつつある現状を踏まえて企画されたもの。「radiko」利用者の中心層は20~40代の男性で、ナイターのターゲット層と重なることを3局ともにPRの絶好の機会ととらえた。
プロモーションは、3月14日よりプロ野球開幕日の同25日まで12日間にわたり展開される。3局ががっちり手を組み、既存リスナーに加え、これまでラジオを聴くことがなかったプロ野球ファンの男性に向け、ナイターの魅力をアピール。各局を代表するプロ野球解説者によるラジオCMをはじめ、中吊り広告、タクシーステッカー広告などで訴求する。
また、NPBパートナーとしてプロ野球を応援している缶コーヒーブランド「ジョージア」が同キャンペーンに賛同。25日に3局それぞれが中継するシーズン開幕戦(TBSとLFは巨人×横浜、QRは日ハム×西武)もジョージアが提供する。
都内で行われた会見には、各局を代表するプロ野球解説者として、TBSから衣笠祥雄氏、QRから東尾修氏、LFから江本孟紀氏が登場。共闘を誓いながらも、江本氏は「解説では、互いにボロクソに言い合いたい」と笑わせていた。