“トップガール”に小林京香さん、同い年の橋本愛のような映画女優に!
2014年11月03日
杏、佐々木希らの活躍目覚ましい芸能事務所トップコートが、次代を担う“映画女優”を発掘した。同社創立20周年を記念した「スターオーディション」の最終審査会が2日、都内で行われ、全国の若者男女1万315通の応募から、特に映画での活躍を夢見る小林京香さん(18)がグランプリに選ばれた。憧れに同い年の橋本愛を挙げ、自らも「いつか主演映画を」と夢を膨らませた。
小林さんは滋賀出身、現在は東京の日大芸術学部映画学科1年生で演技を学ぶ。「演技審査だけは絶対に負けたくない」と男女12人による最終審査で精一杯アピール。特技のクラシックバレエで身体能力の高さも見せつけた。「すごく楽しかった。どんな結果でも悔いがなかった」と力を出し切り、1万人超の中の“トップガール”に上り詰めた。「本当にうれしい」と笑顔が弾けた。
審査員を務めたトップコート代表取締役の渡辺万由美氏は「トップコートが求める、清潔感、品性、個性を持っている」と評価。演出家の宮本亜門氏、映画プロデューサーの石田雄治氏、谷澤伸幸氏らも満場一致で、小林さんを推した。杏、佐々木とはまた異なる映画女優の原石。審査を見届けた佐々木は「時が止まった。それくらい惹かれるものがあった」と語った。
今回のオーディションでは、若手映画監督がファイナリストたちの短編映画を制作し魅力をさらに引き出した。那須国際短編映画祭など受賞の吉開菜央監督が女性候補7人を、PFFアワード2013グランプリ受賞の市川悠輔監督が男性候補5人を撮った。インターネットで事前公開、一般投票が行われ最終審査に反映された。
スクリーン映えも示した小林さんは、映画女優を目指す。「同い年の橋本愛さんの映画『管制塔』を観て、この世界に入ってみたいと思った。いつになるかわからないけれど、自分が主演の作品を――映画に出たい」と抱負。滑舌や緊張時の声量など自分の弱点も認識した上で「自分らしさを忘れずに」と力を込めた。一方、グランプリ賞金100万円で「海外に行ったことがないので家族と…」とはにかんだ。
渡辺氏と木村佳乃が出会い1995年に創立されたトップコート。以来、成宮寛貴、佐々木、杏、松坂桃李、菅田将暉らをスターにし、今年11月1日に20周年を迎える。4月からの大々的なオーディションで、小林さんをはじめ、専属モデルが約束される「FINEBOYS」賞に馬場貴志さん(21)、「with」賞に山崎あみさん(17)、また審査員特別賞に飯作雄太郎さん(19)を選んだ。
佐々木とともにオーディションを見守った松坂は「トップコートはとてもアットホーム」と後輩たちを歓迎し、「自分以外の人を尊敬することがとても大事」とアドバイスを送っていた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。