三宅裕司直伝ギャグ炸裂！乃木坂46桜井＆衛藤がSETに挑戦

　俳優・三宅裕司が主宰する劇団スーパー・エキセントリック・シアター（SET）創立35周年記念公演「Mr.カミナリ」が、10月25日に東京・池袋サンシャイン劇場で幕明け。24日に公開舞台稽古が行われ、三宅と小倉久寛、ゲスト出演する乃木坂46桜井玲香と衛藤美彩が意気込みを語った。三宅は、稽古を通じ乃木坂46の2人にギャグを仕込み「笑いがとれるか、お客さんの前で結果がでる」とにやり。

　

　自分たちの年齢より歴史あるSETで、乃木坂46の桜井と衛藤が初舞台を踏む。桜井は「手取り足取り教えてくださる」、衛藤は「稽古以外でも気にかけてくれる」と劇団員に感謝。オーディションで2人を選んだ三宅は「孫みたいにかわいい」と目尻を下げ、「癖がなく素直に演技してくれる。逆に教え方を試されている」と語った。

　笑い満載の作品で、三宅は「2人にもギャグをやってもらい、笑いを背負ってもらっている」とアピール。乃木坂46ではキャプテンの桜井が「グループ内でもギャグ担当じゃない。ギャグをやろうとしてするのは初めて。三宅さんたちがやると面白いのに、やろうとするとできない…」と弱気をのぞかせると、三宅が「すぐできちゃったら、俺たちたまんないよ！」と吹き飛ばした。

　近未来、昭和のカミナリ親父の人造人間が登場する奇想天外なストーリー。笑いの中に、FacebookやLINEでつながる現代の若者たちへのメッセージがある。ダンスや音楽、アクロバットも本格的なミュージカル・アクション・コメディー。三宅は「乃木坂のファンのような若い方に見てほしい」と呼びかけた。

　小倉が10月26日に60歳の誕生日を迎える。「60歳になるなんて思っていなかった」と言う本人に対し、三宅は「（劇団に）入って来た時から60歳くらいの顔だったよ」と笑わせていた。桜井と衛藤はダブルキャスト、公演は11月9日まで。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。