安倍なつみ新境地、圧巻美声に拍手喝采!つんく♂に届けたい
2014年09月19日
モーニング娘。卒業から10年、安倍なつみが新境地を示した。クラシックとポピュラー音楽を融合した“クラシカル・クロスオーヴァー”の世界に挑戦したアルバム「光へ‐classical&crossover‐」(10月22日発売)の発表コンベンションを18日、東京・赤坂のサントリーホール・ブルーローズで行い、圧巻の美声で拍手喝采を浴びた。
日本を代表するクラシックホールで、オーケストラの演奏に乗せ、堂々と歌い上げた。オリジナル新曲「光へ」やミュージカル楽曲「夢やぶれて」、椎名林檎のカバー「カーネーション」など5曲を感情豊かに。近年取り組んできたミュージカルで会得した歌声は、美しく力強く。イメージを完全に塗り替え、集まった関係者300人や報道陣から感嘆の声が漏れた。
安倍は「ミュージカルなどで歌うなかで、いつかこの世界で歌を届けられたらと思ってきた。夢のようです」と感慨深げ。モー娘。のデビュー時と環境は違えども「どこか似た感情がある」と緊張感をにじませた。「“ザ・クラシック”は学んできていないけれど、今の私ができる表現で、一人でも多くの人に聴いていただきたい」と力を込めた。
2005年に死去した本田美奈子.さんに続く、日本のクラシカル・クロスオーヴァー界のスター誕生に期待。安倍は「もっと実力をつけて、いつかオーケストラサウンドでコンサートができたら。海外公演?いやいや、まだまだそんな」と謙虚に意気込んだ。
新曲「光へ」をはじめ、ミュージカルやライト・クラシック、スタンダード、アイルランドやイギリスの民謡まで、多彩な全12曲を収めたアルバムで新たな出発。安倍は「つんく♂さんにも聴いてもらいたい。早く病気を治して、元気になってほしい。ずっと成長を見守っていてほしい」と、喉頭がんからの復帰を目指す恩師にメッセージを送った。
安倍は、アルバム発売を記念したスペシャルライブを、10月24日、25日に東京・丸の内のCOTTON CLUBで行う。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。