チャイナ岩下志麻、女優人生初の外国人役 後輩・米倉を絶賛
2014年08月04日
女優の米倉涼子が主演するフジテレビ系土曜プレミアムスペシャルドラマ「アウトバーン マル暴の女刑事・八神瑛子」(8月9日午後9時~11時10分)の完成披露試写会が4日、都内で行われた。豪華キャストがそろうなか、圧倒的なオーラを放ったのが大ベテラン・岩下志麻で、キャリア初の外国人役。中国人に扮し、国籍をこえた妖艶さを漂わせた。
岩下は「おばさん、おばあさんの役の話をたくさんいただくけれど興味がなくて、今回は裏社会の女というのに魅力を感じて引き受けた」と、まだまだ旺盛。米倉演じる刑事と通じる中国人マフィアの女ボス役で、中国語の演技にも挑戦。「50年以上女優をやってきて、国籍が違う役は初めて」と喜び、また「中国語が本当に難しくて、(自宅では)廊下からお風呂からどこでも練習してノイローゼになった」と冗談めかした。
73歳の大女優は「米倉さんをはじめ、なごやかで居心地の良い撮影現場だった。大変楽しいお仕事をさせていただいた」と満面の笑み。米倉とは初めて共演。30歳以上離れた美女2人のチャイナドレス姿など、ファッション対決でも魅せる。岩下は、後輩・米倉を「とにかく脚の長さ、スタイルが抜群。性格もかわいらしい。大好きになってしまいました!」と絶賛した。
映画「渇き。」も公開中の作家・深町秋生氏の人気シリーズ第一作目をドラマ化。米倉演じる組織犯罪対策課=マル暴の女性刑事・八神瑛子の活躍を描く。キャストは、米倉、岩下のほか、渡部篤郎、西田敏行、陣内孝則、斎藤工、戸田恵子、寺島進、青柳翔、山崎静代(南海キャンディーズ)、西村雅彦、宮川一朗太らそうそうたる顔ぶれがそろう。
ファッショナブルかつアウトサイダーな内容で、従来の刑事ドラマのイメージを払拭。米倉は「ご覧の通り豪華な仲間たちと一緒に、楽しく熱く作った。夏に花火を見るのも良いけれど、『アウトバーン』はもっと良い」と力強くアピール。暴力団若手幹部役で男の色気をふりまく斎藤は「シリーズ化の匂いがプンプンしてる」と期待を込めていた。
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