アニメ「信長協奏曲」史上初のTV局単独制作、宮野真守、梶裕貴が驚嘆
2014年07月02日
フジテレビ開局55周年プロジェクトの先陣を切り、7月11日スタートするアニメ「信長協奏曲」(のぶながコンチェルト、金曜深夜25時50分 ※初回26時10分開始)の試写会が2日、都内の同局で行われ、声優の宮野真守、梶裕貴が登壇した。日本アニメ史上初めてテレビ局が単独でシリーズ全話を制作。宮野は「新しいアニメの可能性を広げているとすごく感じる」と手応えを語った。
社外のアニメ制作プロダクションの力を借りず、ドラマ、バラエティ、スポーツなどさまざまな番組のCGを手掛けてきたフジテレビ・コンテンツデザイン部が総力。同局エースCGクリエイターの冨士川祐輔氏が監督を務める。
実際に役者が演じた実写映像をトレースするロトスコープ技法やテレビ番組で培った最新CG技術により、宮野、梶も驚嘆の新感覚アニメに。梶は「動きがリアルでナチュラルで美しい」とアピール。宮野は「なにがスゴイって新しすぎる。チャレンジしすぎている」と熱を込めた。
アニメの後に、実写の連続ドラマ(10月クール)、劇場映画(公開時期未定)と続く一大プロジェクトになる。幕開けにあたり、宮野は「素晴らしいスタートが切れるとワクワクしている。アニメだけでなくプロジェクト全体を応援してほしい」と呼びかけた。
月刊コミック誌「ゲッサン」(小学館)連載中の人気漫画が原作。ごくふつうの高校生・サブロー(宮野)が戦国時代にタイムスリップし、病弱な織田信長(梶)の代わりに天下統一を目指す。水樹奈々、中村悠一、悠木碧ら豪華共演陣。実写ドラマ・映画では小栗旬が主演し、アニメでもナレーションを務める。主題歌はロックバンド“MY FIRST STORY”が「不可逆リプレイス」を書き下ろした。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。