デニス植野“世界デビュー” 松田翔太主演月9ドラマ、35カ国へ配信
2013年10月05日
俳優・松田翔太が主演するフジテレビ系月9ドラマ「海の上の診療所」(10月14日~月曜午後9時)の発表会見が5日、都内で行われ、同作が世界35カ国に配信されることがわかった。お笑いコンビ・デニスのハーフ芸人・植野行雄は、ドラマデビューが世界デビューも兼ねることに。日本人離れした容姿の源となった父の故郷ブラジルにも配信決定。完璧な日本語で「僕が頑張っている姿を見てもらえる!」と喜んだ。
日本での放送直後、フジテレビのドラマでは初めて、アメリカ、カナダ、中南米の35カ国へインターネット配信される。北米最大のドラマ動画サイト「Drama Fever」と北米最大の配信事業会社「Hulu」を通じるもので、利用可能人口は4億人超。日本ドラマでも異例の規模の海外配信となる。主演を任された松田は「(世界に)日本人って面白いなと思ってもらえれば嬉しい」と笑顔で話した。
世界に届けるのは、瀬戸内海を舞台にしたハートフルな医療ドラマ。松田演じるホレっぽい医師が、診療船で離島をめぐるたびにマドンナと恋に落ちドタバタ劇を繰り広げる。松田は「今までやったことのない、とにかくダサく、カッコ悪い役」と苦笑いで、「不安定な医者のドラマを楽しんで」とアピール。「自分でも大丈夫? と思うほどさらけ出してる」と新境地の日々を明かした。
実は芸人デビュー前から松田と親交があったという植野。月9でのドラマデビューに「今も震えてます!」。役柄は「ケバブ屋役かインド料理屋役かマリオ役かフレディ・マーキュリー役かと思っていたら……」まさか診療船の航海士役。「4話くらいでビザが切れて帰国する台本にならないよう、最終話までくらいつきたい」と全力投球を誓った。
毎回島のマドンナが登場するが、ヒロインは武井咲。元レディース総長と噂される看護師役で、松田演じる医師をスリッパで叩きながら“強力”サポート。叩き心地に「最初は申し訳ないと思っていたけれど……今では気持ちいい」とニッコリ。「(過酷な撮影で)4時間しか寝られない毎日。監督は鬼!」と訴える一方で、「現場は本当に楽しい。朝にホテルから見える(瀬戸内海の)景色できょうも頑張ろうとなる」と充実感をにじませた。
風光明媚な瀬戸内海の自然をバックに、離島医療というテーマを楽しく伝える。診療船に乗船するのは、ほか藤原紀香、福士蒼汰、荒川良々、寺島進ら。藤原が関西弁で会見を盛り上げれば、「あまちゃん」でブレイクした福士は「“あまロス”に続き、“海の上の診療所ロス”と言われるくらい記憶に残る作品にしたい」と意気込んだ。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。