“コント王”かもめんたる、Vの陰に小島よしおとの絆
2013年09月24日
コント日本一決定戦「キングオブコント2013」は23日、東京・赤坂のTBSで決勝戦が行われ、コンビの“かもめんたる”が優勝し“6代目キング”の称号を手にした。早稲田大学のお笑いサークルで小島よしおと同窓。小島のブレイクに刺激を受け結成6年目、念願のタイトルをつかんだ。今も同じ事務所(サンミュージックプロダクション)に所属し公私で仲良くする親友に「ありがとうと言いたい」と感謝を込めた。
お笑の世界で先に成功した小島を追いかけてきた。「小島が売れてくれなかったら(かもめんたるを)組んでなかった」と言う。手にした賞金1000万円で、小島らこれまで無償で支援してくれた仲間たちに「恩返ししたい。旅行に行きたい」としみじみ。小島とのトリオ結成は? という質問は「年1(回)でいいです」とやんわり否定し笑わせた。
ボケの岩崎う大、ツッコミの槙尾ユースケ。賞レースにまったく縁がなかったコンビ・かもめんたるが、ここ一番で“飛翔”した。2年連続決勝進出、昨年3位からさらにコントの腕を磨き、ネタ1本目で首位に立つと、2本目もライバルたちの追い上げに動じず最高点。TBS系での生中継終了後、会見した2人は「(あせらず)1年間やってきたことをやろうとしたのがよかった」と振り返った。
無数のフラッシュを浴び、岩崎は「自分の人生でこんな日が来るなんて思ってなかった」と夢心地。槙尾も巨大なトロフィーの重みをかみしめた。ともに既婚で、岩崎は2児の父、槙尾ももうすぐパパになる。「家族に感謝です」と声をそろえていた。
真のコント王を決める大会として、毎年恒例、今年で6回目となった「キングオブコント」。2988組がエントリーし、決勝には、かもめんたるの他、うしろシティ、鬼ヶ島、天竺鼠、アルコ&ピース、TKO、ジグザグジギー、さらば青春の光の8組が進出。2位は鬼ヶ島、3位には天竺鼠が入った。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。