笹本玲奈ド緊張… 歌声封印しジャンヌ・ダルク熱演
2013年09月05日
ミュージカル女優の笹本玲奈が、歌声を封印して熱演する。ストレートプレイの舞台「ジャンヌ」(9月5日~24日/東京・世田谷パブリックシアター)で主人公ジャンヌ・ダルクに。4日、翌日に迫った初日に向け「すごい緊張……。とにかく落ち着いてやりたい」と息を整えた。
ミュージカル界のプリンセス・笹本が、デビュー15周年で新境地。憧れていたというジャンヌ役は、歌なしでも勇ましく。「芝居の大変さを実感している」と謙遜も、演出の鵜山仁氏に「よくもこんなになり切れるもの」と絶賛され、共演の村井國夫には「(魂が)降りてきてる」と言わしめた。
“ジャンヌ”笹本は、歌で鍛えた声量が武器。「爆発型でいきますよ」とニッコリ。「悲劇のイメージしかなかったのが、(稽古を通じ)今ではだいぶ変わった。あとは舞台上で感じたい」と、役柄同様、勇敢に話していた。
ノーベル賞受賞の英劇作家バーナード・ショー原作。世界史に残る悲劇のヒロインの真実に迫る。村井のほか、今井朋彦、伊礼彼方らの共演で、舞台ならではのスリリングな会話劇を繰り広げる。
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