フジテレビ系スペシャルドラマ「ちびまる子ちゃん」(10月1日午後7時~8時54分)の発表会見が2日、都内スタジオで行われた。まる子のお父さん・ヒロシ役にお笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉が大抜てき。「嫁が原作の大ファンで喜んでくれた。家で(演技の)ダメ出しされています」とはしゃいだ。
いじられキャラ児嶋。国民的アニメ5年半ぶり実写ドラマ化にあたり、一家の大黒柱を任された。「こんな大きなドラマに呼んでもらいありがとうございます」と緊張しきりで、逆にヒロシを彷彿。演技も上々、まる子のお姉ちゃん役を演じる小学5年生の蒔田彩珠に「(原作と)すごく似ている」と褒められ真っ赤になる姿もヒロシっぽかった。
2006年のスペシャルドラマ、2007年の連続ドラマに続き、3代目となる実写版「ちびまる子ちゃん」。主人公・まる子役を演じるのは信太真妃。風貌はもちろん、小学3年生で納豆が苦手なのも原作そのまま。「頑張るので絶対に見てください!」と元気よくアピール。“家族”について聞かれると「全員やさしい」とまんまる笑顔が弾けた。
お父さん・ヒロシを児嶋が熱演するのに加え、お母さん役には飯島直子が色気を封印し挑戦。「私でいいの? と思った」と笑いながら、似合っていると言われるのとニッコリ。「さらしを巻いて演じてる? 嘘ですよ」と笑わせた。
おじいちゃん・友蔵役は3作連続でモト冬樹が任され、「あと3年待ってくれたら特殊メイクはいらなかったのに」と自虐ネタ。おばあちゃん役は鷲尾真知子。また、フジテレビ笠井信輔アナウンサーが先生役に扮する。「まる子、おじいちゃんを祝う」など全4話のオムニバス。