シネフィル斎藤工“新作映画”に手応え 蜷川実花撮影の写真集
2013年08月24日
俳優の斎藤工が24日、写真集「斎藤工 蜷川実花」の発売を記念した握手会を都内書店で行った。大の映画好き(シネフィル)とあって、写真家で映画監督の蜷川実花氏とコラボした写真集も「映画として捉えてほしい」。“新作映画”の手応えを「良い映画を観た後と一緒の感覚」と語った。
俳優活動のほか、音楽活動、バラエティにも進出。今夏にはNHK「思い出のメロディー」の司会を務め注目度上昇中で、ファン1200人が集まった。素顔は映画青年。「プライベートは映画ばかり見てる」と苦笑い。写真集もファンだけでなく「色んなクリエイターに見てもらいたい。この素材にこんな可能性があるんじゃないか? と思ってもらえたら嬉しい。発売で終わりじゃなくこれから育っていくのが楽しみ」と力を込めた。
蜷川氏とも映画がきっかけで知り合った。蜷川氏が監督した「へルタースケルター」にカメオ出演し意気投合、「仕事とは関係なく撮ってもらうようになった」そう。約1年を経て「こうしてちゃんと(写真集の)形になったのが不思議」と笑った。気ままな撮影も、「さすが蜷川実花。魔法のように仕上げてくれた」と幻想的な1冊に。
「フィルターのかかっていない自分という素材が芸術家の枠に自然に収まっている」と納得の出来ばえ。セクシーな温泉入浴ショットも収め、「蜷川実花の湿度と自分の湿度が混じり合ったような艶、湿度を見てほしい」とアピールした。
多忙も「仕事がない時代が長かったから、どの現場もきついけれど悲鳴を上げている自分が幸せ」。8月22日の31歳の誕生日も「当然現場で迎えました」と充実感をにじませ、「苦手なことこそ伸びしろがある。恥かく仕事を恐れずやっていきたい」と前を見据えた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。