元タカラジェンヌ3人で新ユニット“ライラック”結成
2013年06月18日
89期の元タカラジェンヌがトリオ・ユニット――。03年に第89期生として宝塚歌劇団に入団した3人が新ユニット“ライラック”を結成、20日に東京・千代田区のカスケードホールで初のライブ・ショーを行う。宝塚のナンバーはもちろん、映画音楽や昭和の懐かしいヒット曲までを歌って踊ると言う異色のライブになる。
新ユニット“ライラック”のメンバーは花組の娘役で活躍しキレのある躍りでダンス巧者として注目されてきた華月由舞(はなづき・ゆま)。やはり花組で男役から娘役に転じた天宮菜生(あまみや・なお)。そして、月組の男役で人気だった沢希理寿(さわき・りず)。いずれも01年に宝塚音楽学校に入学し、03年に第89期生として宝塚に入団、数々の公演を経験してきた面々だ。
しかし、「宝塚での培ってきたことをいかして活動の場を広げたい」と華月と天宮はおととし、さらに沢希も昨年、宝塚を退団した。そういったなか、3人の間で東日本大震災の復興支援のために「何か自分たちにも出来ないか」ということになったという。しかも、来月7月には宝塚歌劇団も100周年を迎える。それだけに「100周年を迎える前に、意味のあることをやりたかった」。ユニット名の“ライラック”は、花言葉にある「友情」「大切な友達」を意味している。「自分たちにとっても、被災地の方たちにとっても意味のある由来だと思った」という。
ステージの内容は当日まで公表したくないと言うが、宝塚時代の代表曲はもちろん、懐かしの映画音楽や70~80年代の昭和のヒット歌謡曲も披露するという。「ダンスはもちろんトークショーなど、私たちのイキのあったところをお見せしたい。とにかく、これまでにない斬新で楽しいステージを目指していきたい」。
ライブの開演は19時で料金は前売りが5000円で当日券は5500円となる。問い合わせは03(3374)0627 フルマーク
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。