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【デスクと記者の雑談放談】初めての「ニコニコ超パーティー」

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【デスクと記者の雑談放談】初めての「ニコニコ超パーティー」

2013年05月14日



【 デスクと記者の雑談放談 】



週の初め。月曜日の午前10時半。今日も社内の小さな会議室で、デスクと記者が業界の様々な話題、うわさ、出来事、ニュースについてあれやこれやと雑談、放談…。



今回のテーマ
初めての「ニコニコ超パーティー」 ~


「ニコニコ超パーティーⅡ」オープニング.jpg
「ニコニコ超パーティーⅡ」オープニング


2日間で1.2万人来場、ネット視聴は110万人

デスク 今年の「ニコニコ超会議2」には、安倍首相も来ていたそうだな。

記 者 現場に居合わせましたが、若者達から引っ切り無しに握手を求められている様子は、まるで映画スターのようでした。話は変わりますが、今年は、去年観ることが出来なかった「ニコニコ超パーティー」を初めて観ることができました。

デスク 「ニコニコ超パーティー」とは何だ!?

記 者 「ニコニコ超パーティー」は、若者を中心に人気の動画サイト「ニコニコ動画」で活躍するユーザーが一堂に会す、歌あり、ダンスあり、演奏あり、ボーカロイドあり、ゲーム実況ありの生ライブイベントです。今回が2回目の開催なので正式なイベント名は「ニコニコ超パーティーⅡ」。4月27・28日の2日間、千葉・幕張メッセのイベントホールで行われ約350人が出演。会場には2日間計1万2000人の観客が訪れ、ネット視聴は約110万人を記録しました。

デスク ずいぶんな盛り上がりだな。で、中身はどうだったんだ。 

記 者 歌もダンスも出演者のレベルが高く、初めて観ても楽しめる、エンターテイメント性の高いイベントでした。正直に言えば、観る前は、普段「ニコニコ動画」をあまり見ていないし、出演者の名前も知らないので退屈してしまうのでは、と心配していましたが…。

デスク そうか、全体的な感想は分かった。もう少し具体的に何が良かったのか説明してくれ。

記 者 約350人も出演したので、1組1組、詳しく紹介すると冗長な説明になってしまうので、2日間通しで観て、特に印象に残った出演者とその理由を、搔い摘んで紹介したいと思います。

<歌い手>の歌唱力に驚嘆

√5.jpg
ニコ動発のボーカルグループ「√5」(舞台上段)、右端が<蛇足>さん

まず紹介したいのは<歌い手>さんです。<歌い手>というのは自分が歌っている動画を「ニコニコ動画」にアップして人気を集めている歌手のことです。

<歌い手>の中で一番印象に残っているのは<蛇足>さんです。その理由として、1番に登場の仕方が変わっていたこと、次に歌が上手いこと、次いでルックスが良いこと(黒髪長髪のイケメン)が挙げられます。

登場の仕方が変わっていたというのは、なんと彼は、ベッドの上で横になったままステージに現れ、寝ながら歌っていたのです。しかし、寝ながらなのに歌がとても上手い。驚きました。途中で一度起き、立って歌ったのですが、また寝て、寝たままステージから去っていきました。彼が起き上がった時、会場が大いに盛り上がったことなどは、このイベントならではの楽しみ方なのだと思いました。

デスク なんか濃いキャラクターだな(笑)

記 者 そうなんです。<蛇足>さんに限らず、他の出演者にも共通して感じたことは、一人一人とても個性的だったということ。みなさんとてもユニークでした。ちなみに<蛇足>さんは、同じ歌い手の<ぽこた>さん、<みーちゃん>さん、<けったろ>さん、<koma’n(こまん)>さんとイケメン5人組ボーカルグループ<√5(ルートファイブ)>というグループを結成してエイベックスからメジャーデビューしていて、他のメンバーも今回の「ニコニコ超パーティーⅡ」に出演していました。

プロの管弦楽団? 実はユーザーだった

ニコニコ超管弦楽団.jpg
ユーザーなどで構成されたニコニコ管弦楽団

次に紹介したいのは<演奏者>さんです。 <演奏者>というのは自分で楽器を演奏している動画を「ニコニコ動画」にアップして人気を集めているユーザーさんのことです。

<演奏者>の中で一番印象に残っているのは、何といっても<超ニコニコ管弦楽団>さんです!!

デスク 言葉がノってるな。

記 者 圧巻でした。本当に驚き感動しました。とにかくすごかったんです、本当に。

デスク 分かったから、<超ニコニコ管弦楽団>とは何だ!

記 者 <超ニコニコ管弦楽団>は、<演奏者>さんを集めて結成された管弦楽団だそうです。はじめは気づきませんでした。演奏が始まってすぐ、あまりに上手かったので、どこかのプロの楽団が来て「ニコニコ動画」で人気の曲をメドレーで演奏しているのかな、と思ったのですが、実は団員はユーザーさんだったと後から知りました。その時の私の驚きぶりと言ったら、我ながら驚きすぎだと思うくらい驚きました。まさか! ですよ。それくらい、レベルが高かったんです。今回「ニコニコ超パーティーⅡ」で見た中で、最もインパクトの強かった出演者だったと言っても言い過ぎではないくらいです。

デスク そんなに凄いんだったら、その<超ニコニコ管弦楽団>で定期演奏会でも企画できそうだな。


初音ミクとユーザーが一体に 感動的演出

ボーカロイド勢揃い.jpg
ボーカロイドのキャラクターが勢ぞろい

記 者 次に紹介したいのは<ボーカロイド>です。今しがた<超ニコニコ管弦楽団>が1番だった、と言いましたが<ボーカロイド>のステージも<超ニコニコ管弦楽団>に引けを取らないくらい素晴らしいものでした。

デスク <ボーカロイド>のステージって、キャラクターの映像が動いてコンピューターが歌っているだけだろ?

記 者 言葉で説明すると、確かにその通りです。私も以前はそう思っていました。しかし、実際ステージを目にすると、それだけでは言い表すことが出来ない感動を覚えてしまうのです。

まず、動くキャラクターの映像そのものが、もの凄く綺麗で美しい。そして、映像の演出。もう少し具体的に言うと、キャラクターの動きの滑らかさ、長い髪の動きの繊細さ、表情の豊かさ、それらが非常に良く表現されていて、映像に躍動感と人間のような生き生きとした様を与えているのです。さらに、1曲の映像の中にドラマティックな物語性があって、これが感動的。今回で言うと、<初音ミク>のパフォーマンス映像にユーザーのコメントがリアルタイムで表示されていく演出は、<初音ミク>とユーザーが一体となっているようでとても感動的でした。

デスク 全く理解できない世界だが、いたく感動していることは伝わってきたよ。

初音ミク.jpg
初音ミクのパフォーマンスにユーザーのコメントが重なる

記 者 他にも紹介したい人はたくさんいます。「ニコニコ動画」のユーザーから<ラスボス>の愛称で親しまれている小林幸子さん、ホリエモン、しょこたん、川越シェフなどなど。

よく「ニコニコ動画」はカオス(混沌)だと言われるのを耳にします。そう言われるのは、音楽、アニメ、漫画、ゲーム、お笑い、鉄道……異なる様々なジャンルのコンテンツが混ざり合っているからなのでしょう。「ニコニコ超パーティー」も同じで、有名無名問わず、様々なジャンルのアーティストが出演していて、カオスのようでした。そこに、もの凄く熱いエネルギーがあったのは間違いありません。

デスク そうか。で、その熱いエネルギーを来年も貰いに行くんだな?

記 者 「ニコニコ超会議3」は、来年も開催が決定しています。4月26・27日の千葉・幕張メッセです。「ニコニコ超パーティーⅢ」の開催決定は、まだアナウンスされていませんが…。

デスク 来年は私も行ってみるかな。
(了)



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