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三浦祐太朗“千春役”快調! 親の思いこもった焼肉弁当でパワーアップ

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三浦祐太朗“千春役”快調! 親の思いこもった焼肉弁当でパワーアップ

2013年03月22日

 歌手の三浦祐太朗が主演し、昨夏に感動を呼んだ舞台「旅立ち~足寄より~」(文化通信社主催)が、装いあらたに東京に帰ってきた。脚本・演出とキャストがリニューアルした全国公演の東京公演が22日、新宿の東京グローブ座で開始。息子の晴れ舞台に、祐太朗の父・三浦友和からも差し入れが届いた。

 フォークシンガー・松山千春の青春時代の物語。友和と百恵さん(旧姓・山口)の長男・祐太朗が、若き日の松山を演じ注目を集めている。東京では初演以来、約半年ぶりにニッカボッカ姿で熱演・熱唱し「緊張しました」。そこにひっそりと届いたのが叙々苑の焼肉弁当。共演の金子昇が「お父さん(友和)からの差し入れが、楽屋に届いてたよ」と明かした。祐太朗は「お腹ペコペコ」とはにかみ、父に感謝を示した。

 会場に両親の姿はなかった。弁当を差し入れてくれたことを「見に来られないかわりに、気をつかってくれたんじゃないかな」。込められた思いを受け取り、また高級焼肉でパワーをつけ、残りの公演を全力で突っ走る。「親父は舞台をやったことがないんです。だからアドバイスはないですね」と、己の道を切り開く覚悟だ。

 松山の自伝的小説「足寄より」が原作。北海道・足寄町で生まれ育ったその生い立ち、デビューまでの苦労と全国的なブレイク、その陰にあったSTVラジオ・竹田健二ディレクターとの運命的な出会いと悲しい別れを描く。祐太朗が、松山になりきり初演に勝る芝居を披露するほか、「旅立ち」をはじめ「足寄より」「オホーツクの海」「初恋」「銀の雨」など松山のヒット曲を次々熱唱する。東京公演も会場に涙があふれた。

 竹田ディレクター役に金子。ほか、杉田二郎、宮本真希、堀川りょう、逸見太郎、岩井七世らが共演。全国7都市をめぐっていて、東京公演は、東京グローブ座で3月24日まで。3月29日に仙台・楽楽楽ホール、4月2・3日に札幌・道新ホールと続く。
 
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。

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