ビジネススーツの着こなしや、スター性を問う新オーディション「第1回美ジネスマン&美ジネスウーマンコンテスト」の本選大会が24日、東京・渋谷ヒカリエホールで行われ、“美ジネスウーマン”初代グランプリに、福岡県の高校3年生・菊田彩乃さん(18)が輝いた。現役女子高生ながらスーツをビシっと着こなし、審査員を務めた女優の武井咲、俳優の三浦友和らを魅了。「信じられない!」と笑顔が弾けた。
菊田さんは、スーツ姿で得意のバリ舞踊などを披露。女子高生ながら、年長者に勝る“美ジネスウーマン”ぶりを示した。「グランプリだなんて思っていなかった」と謙遜しながらも、「頑張ってきた成果が出せた」と嬉しそうに話した。
芸能事務所オスカープロモーションと洋服の青山(青山商事)による新オーディション。グランプリの菊田さんは、賞金100万円と洋服の青山CM出演権などを手にした。オスカープロモーションに所属し、芸能界入りする予定。「女優になりたい。きょう武井さんを間近で見て凄く素敵でした。目標にしたい」と目を輝かせると、武井は自ら見出した後輩に「共演できる日を楽しみにしてる」とエールを送った。
“美ジネスマン”初代グランプリには、東京の会社員・長濱慎さん(27)が選ばれた。ロボットダンスで会場を魅了した長濱さんも、芸能界での活躍を目指しオーディションに参加。大きなチャンスをつかみ「努力は報われるものなんだな」と感無量で、「(モデル、タレントの)敦士さんの大ファン。これから頑張ります」と気合いを込めた。
17歳から50歳までの男女合わせ2万1247通の応募があり、本選には男性16人、女性16人の32人が進出。洋服の青山のCMに出演する、武井、三浦らが審査員を務め、グランプリのほか、準グランプリ、洋服の青山特別賞、マルチメディア賞、審査員特別賞が、それぞれ男女2人ずつ選ばれた。
多忙のなか、ひとりひとりに真剣な眼差しを注いだ武井は「本当に難しい審査だった」と振り返り、4月からの新年度を前に、全国の美ジネスマン、美ジネスウーマンに「ビシっとスーツで決めて、自分らしく頑張って」と呼びかけていた。