宮崎、堀北育てたプロデューサー唸らせた13歳、いきなり“世界デビュー”
2013年01月28日
芸能事務所ソニー・ミュージックアーティスツの若手女優による「劇団ハーベスト」のメンバー・久保田紗友が、BS‐TBSの新ドラマ「神様のイタズラ」の主演に抜てきされた。宮崎あおいや堀北真希ら多数の人気若手女優を見出してきた同局の丹羽多聞アンドリウプロデューサーが手がける作品。久保田に会った丹羽プロデューサーが「これだけの逸材はめったいにいない」と成功を確信、「より大きく勝負するべき」と放送前に世界配信を試みる。
今月18日に13歳になったばかりの中学1年生が、百戦錬磨の名プロデューサーを唸らせた。「成功する人は(オーディションの)部屋に入ってきて15秒で売れるとわかる。久保田さんはまさにそれ。圧倒的な華があった」と絶賛され、ドラマ初主演で、いきなり“世界デビュー”プロジェクトが動き出した。
ドラマ発表会が28日、都内で行われ、久保田が強心臓ぶりをみせつけた。無数のフラッシュを浴び「緊張する」と照れながらも笑顔をふりまき、得意のモノマネで笑いをとった。世界デビューについて「ワクワクしています」。また「撮影はあっという間だった。楽しかった」と、まだまだ演じ足りないといった顔で振り返った。
ドラマでは1人5役という新人離れした演技を披露。ふつうの人間の役だけでなくヤクザ役やインコ役まで。「(それぞれの)役のイメージをつくるのは大変だった」と苦労を明かしながらも、これまでやってきた舞台での芝居との違いについて「映像の場合は、ほんのちょっとの動きや仕草で見せなきゃいけなかった」と冷静に分析。「撮影を通じ本当に成長できた」と充実感をにじませた。
憧れの女優を聞かれ、「武井咲さんと北川景子さん。ともにすごく努力家だし、堂々としていてオーラが素敵だから」。丹羽プロデューサーは「もちろん努力や運もあるけれど、久保田さんは将来的に世界で活躍してもおかしくない」と、その上を見据えた。
「神様のイタズラ」は、BS‐TBSで2月4日より毎週月曜午後11時~11時30分に放送。その放送前から「Ustream Asia」で英語字幕版、中国語字幕版が配信されるほか、放送後にYou Tube、中国のサイトでも配信されるなど、まさに世界に向けたドラマになる。
久保田演じる少女サヤカをめぐる奇妙な物語全4話。世界的評価が高い井口昇監督がメガホンをとったのも注目。久保田は、ドラマの主題歌も歌い、配信時に流れる森永製菓のCMにも出演する。ドラマでは劇団ハーベストのメンバーが共演。会見にも、13歳になった久保田の祝福にかけつけた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。