リアルマクロスだ!サラ・ブライトマン、史上初宇宙ライブ構想
2012年11月07日
国際宇宙ステーションへの旅が認められたと先月10日に発表した、英国の世界的ソプラノ歌手、サラ・ブライトマンが来日し7日、都内で会見し「宇宙から歌を披露することを考えている」とプランを明かした。ブライトマンは、2014年に訓練を開始し、2015年にもロシアのソユーズに搭乗し宇宙へ出発する予定。国際宇宙ステーションで約10日間滞在するといい、宇宙からの歌声披露がかなえば、もちろんプロのアーティストとして史上初。“リアルマクロス”が実現する。
名曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」など、全世界トータル・セールス3000万枚超のディーヴァが、宇宙スケールでその美声を響かせる。宇宙の歌姫が活躍する人気ロボット・アニメ「マクロス」シリーズの世界が、いよいよ現実のものとなる。ブライトマンは宇宙旅行への意気込みを「想像しうる限り、最大の冒険。宝石のような青い地球が見られるとワクワクしている。恐怖はなにひとつない」と語った。国際宇宙ステーションでは、地球に向けて歌唱のほか、地球資源や女性教育についてのメッセージを発信するという。
会見では、来年1月16日に日本先行リリースする4年ぶりのニューアルバム「ドリームチェイサー(夢追人)」を発表。同作には、宇宙を夢見ながらレコーディングした楽曲を収め「私にとって新たな地平線が開けた大変な時期に制作したもの」と言い、「今の自分が現れたアルバムになった」とアピールした。
アルバムタイトルどおり「私は自分のことを夢見る人間ではなく、夢追う人間だと思っている」。幼少期から憧れ続けた宇宙への旅の実現が「人々が夢を追うきっかけとなれば。また、地球全体の大切な目的を遂行する役割を担えれば」と力を込めた。大冒険を前に、来年は、ニューアルバムを携え5大陸100公演以上の世界ツアーを行う。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。