「スカパー!」ブランド刷新、サービス一元化でわかりづらさ解消へ
2012年09月19日
「スカパー!e2」「スカパー!HD」「スカパー!光」……同じスカパー!でもどう違うの? このようなユーザーの声に応えようと、運営元のスカパーJSATは、19日、これまで伝送経路別に提供していたスカパー!の各サービスを29日より一元化し、あわせてブランドを刷新すると発表した。
映画、音楽、アニメ、スポーツだけでなく、ユーザーのあらゆる趣味趣向に応じた多チャンネルサービスを展開するスカパー!が生まれ変わる。これまで、BS、CS、光ファイバーと伝送経路ごとにわかれていたサービス呼称、カスタマーサービスなどを
「スカパー!」に一元化。見たいチャンネルを実際に視聴するにはどうすればよいか、よりわかりやすく明示する形となる。
テレビ放送のデジタル化完了により、全国の家庭にスカパー!チューナー内蔵のデジタルテレビが普及した。19日、都内で行われた発表会見で、高田真治スカパーJSAT社長は、アナログ放送時代から続いてきた従来サービスについて「わかりにくさ、複雑さがあった」とし、「お客さまの目線に立って再構築する。全社一丸となって顧客満足度の高いサービスを作りなおす」と話した。ロゴもリニューアルした新生スカパー!が掲げるブランドメッセージは「ココロ動く、未来へ。」。堺雅人が出演するテレビCMで訴求していく。
この改革のスタートにあたり、9月29日から10月8日までの10日間は、スカパー!の160を超えるチャンネルが無料放送になる。また、10月で開局1周年を迎えるBSスカパー!では、この期間に、明石家さんまを筆頭に豪華タレントが日替わりMCを務める特別番組を編成。19日の会見には、番組出演者を代表して、久本雅美、元SDN48の芹那が登場。またロンドン五輪女子柔道銀メダリストの杉本美香選手が花を添えた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。