芸能事務所オスカープロモーションの大規模新人オーディション「第13回全日本国民的美少女コンテスト」の本選大会が21日、都内で行われ、グランプリには福岡県出身15歳の吉本実憂さんと新潟県出身13歳の小澤奈々花さんが輝いた。グランプリの2人同時受賞は10年ぶり。「心強い」と仲良く肩を寄せあった新世代の国民的美少女コンビ。吉本さんは女優、小澤さんはモデルを目指し、芸能界デビューする。
3年ぶりの開催となった国民的美少女コンテストの選考は、最後まで難航した。予選を通過した精鋭21人が参加した決勝大会は、ウォーキング審査、歌唱審査、演技審査などで争われたがいずれもハイレベル。予定を大幅に延長した議論の末、2人がグランプリをわけあう形となった。阪田瑞穂と渋谷飛鳥が同時受賞した、2002年の第8回大会以来となる決着に場内もどよめいた。
大接戦を経て晴れて栄冠を手にした2人は、ともに「まだ実感がわかない」と夢心地。涙をうかべながら、「家族、友だち、応援してくれたみなさんに感謝したい」と挨拶した。吉本さんは女優志望、小澤さんはモデル志望。吉本さんは「上戸彩さん、武井咲さん、剛力彩芽さんみたいになりたい」、小澤さんは「石川亜沙美さん、ヨンアさんが憧れ」。1日にして、一気に距離が近づいた。
吉本さんは、高校1年生で身長160センチ、バスト72、ウエスト58、ヒップ82。小学生から小倉祇園太鼓を叩き「一緒懸命さでは誰にも負けないと思った」という努力家。小澤さんは、中学1年生で身長162センチ、バスト74、ウエスト57、ヒップ82。特技はチアダンスで「自分にしかできない笑顔」に自信ありという元気娘。2人は今後、グランプリ特典としてオスカープロモーションに所属、来年の映画・ドラマ出演、CDデビューも約束されている。ともに「夢に向かって頑張ります!」と力を込めた。
それぞれ賞金200万円も獲得した。使い道について、吉本さんは「携帯電話を買い替えたい」とイマドキの高校生らしく話し、小澤さんは「貯金? それからお母さんにあげたり…… 大切に使いたい」と初々しく答えていた。2人の今後の成長、活躍に期待が高まる。米倉涼子、上戸彩、武井咲、忽那汐里、剛力彩芽ら今をときめくオスカー所属タレントも多数会場にかけつけ、次代を担う後輩たちを祝福。上戸は「レッスンが大変だよ~」と笑顔でエールを送っていた。
「全日本国民的美少女コンテスト」は “元祖国民的美少女” 後藤久美子をイメージキャラクターとして1987年にスタート。米倉、上戸、武井、忽那、剛力もここから見出されるなど、これまで多数の人気スターを輩出し、芸能界の登竜門的コンテストとして知られる。3年ぶりの開催となった今回のエントリー総数は10万2564通にのぼった。グランプリはじめ各賞は以下のとおり。グランプリに選ばれなくともその後ブレイクする例も多く、全員が見逃せない。
第13回全日本国民的美少女コンテスト結果
グランプリ=吉本実憂、小澤奈々花
審査員特別賞=井頭愛海、尾碕真花
演技部門賞=白鳥羽純、山木コハル
音楽部門賞=末永真唯
モデル部門賞=若山あやの
グラビア賞=籠谷さくら
マルチメディア賞=上水口萌乃香