「渡鬼」は不滅! ピン子が約束「来年もある」
2012年07月28日
TBS系の人気家族ドラマシリーズで、昨年惜しまれながら終了した「渡る世間は鬼ばかり」が9月にスペシャル版で復活することになり27日、出演者らが神奈川県内スタジオでの収録の合間に会見を行った。慣れ親しんだ岡倉家に戻ってきた宇津井健は「とにかくホッとする。来年もやってもらいたい」。泉ピン子が「来年もあるにきまっているでしょ!」と“渡鬼”不滅を約束した。
橋田壽賀子脚本の長寿シリーズ。お食事処おかくらの亭主・岡倉大吉と5人の娘をめぐる物語。1990年から21年にわたり10シリーズ全500回を放送、昨年9月に連続ドラマとして幕を閉じたが、続編を望むファンの声は大きく、スペシャルドラマとして復活する。橋田氏も、連続ドラマ最終回の台本に「またいつかこの家族たちのことをご報告出来る日が来るのを願っております」とメッセージを寄せていた。
久々にそろった岡倉家は笑顔が満開。長女役の長山藍子は「5人姉妹も始めはみんなヤングだったのに……。私はもう71歳」と笑わせ、次女役の泉は「物覚えが悪くなってきたのにまた橋田先生の長台詞。死ぬかと思った」とボヤき節で喜びを表現。三女役の中田喜子、四女役の野村真美も「嬉しい」「楽しい」と連発した。五女役の藤田朋子は「1年前はもう一生会えないんだと大泣きだった。復活は噂でしかないだろうと思っていたら、こんなに早く実現するなんて」。
娘たちに囲まれた宇津井は「(現実の)家族より温かいぐらい」と嬉しそうに話し、「僕には(昨年のクランクアップ時に)来年また会えるという確信があった。もちろん、また来年も会えると思っている」と、さらなる続編に意欲。 期待していいの? と質問が挙がると、泉が「何を聞いているのよ。当たり前よ」と即答。「またシリーズでやるかもわかんないわよ」と期待を持たせ「渡鬼ファンは(高齢で放送日時を)忘れやすいから、2度、3度と記事にして」と報道陣にハッパをかけていた。
「ただいま!! 2週連続スペシャル」と題し、9月17日と24日に前後編計4時間の放送予定。連続ドラマ最終回で結婚した眞(えなりかずき)の離婚危機など、あれから1年後を描く。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。