フィギュアスケートの浅田舞選手が、ロンドン五輪の民放ラジオ統一番組でキャスターを務めることになり25日、都内で発表会見に臨んだ。「(妹の浅田)真央からは冬じゃないけど大丈夫? って言われた」と苦笑いも、「ラジオを通じてスポーツの素晴らしさをたくさん伝えられたら」と姿勢を正した。
全国の民放ラジオ100局が、7月27日に開幕するロンドン五輪のダイジェスト番組を統一番組として放送。浅田選手はスポーツキャスターに初挑戦、アスリート目線で熱戦を見つめる。妹が銀メダルを獲得したバンクーバー五輪を現地で観戦し、五輪の素晴らしさをよく知る。「(ロンドンは)初めから終わりまでじっくり見ることになると思うので、感動、嬉しさ、悔しさを私も経験できるはず。フィギュアだけじゃなく人生で大切に生かしたい」と話した。
取材を行った体操の内村航平選手、女子レスリングの吉田沙保里選手らに期待を寄せ、一番の注目は「一人には絞れないけど…… やっぱり中京大の先輩でもある(ハンマー投げ)室伏広治さんですね」とニッコリ。「不安もあるけれど、自分らしく頑張ります」とガッツポーズを見せていた。
番組テーマ曲は、在京スポーツ新聞6紙によるアイドルユニット「スクープ!?」が担当することに決まった。8月8日発売のデビューシングル「この日のために」で民放ラジオのロンドン五輪番組を盛り上げる。メンバー6人は、それぞれスポーツ新聞各社をイメージしたミニスカートで登場し「私たちも歌にエールを乗せて全力で選手たちを応援します」と力を込めていた。