AKB48の秋元才加がヒロイン役を演じる舞台「ローマの休日」の東京公演が23日、天王洲銀河劇場で初日を迎えた。不朽の名作映画の舞台版で、秋元演じるアン王女は、映画でオードリー・ヘップバーンが扮した超有名キャラクター。秋元は「いつもの秋元じゃなくない? ヘップバーン? と錯覚してもらえるよう頑張る」と意気込んだ。
秋元は、国民的アイドルグループメンバーの冠を外し、世紀を越え愛され続けるアン王女役に挑戦。「(舞台を通じ)AKB48を知らない方にも私を知ってもらいたい」。大阪と地方での公演を終え、いよいよ東京で勇姿を披露。映画で有名な“べスパ2人乗り”も舞台上で再現するなど、ヘップバーンになりきる。
ちょうどこの日、AKB48の26枚目のシングル「真夏のSounds good !」が発売。27枚目シングル(8月発売、タイトル未定)の選抜メンバーを決める「第4回選抜総選挙」の投票も始まった。秋元は「順位目標? まず昨年よりひとつ上の16位かな。順位に関わらず、仕事でファンの期待に応えていきたい」といい「まずは舞台に集中」。夜に発表された初日開票速報では32位だった。
舞台「ローマの休日」は、同所で5月27日まで。映画でグレゴリー・ペックが扮したアメリカ人新聞記者役を演じる吉田栄作は「映画ファンの期待を裏切らない。登場人物の関係性などは映画よりも深まっているくらいで、期待してほしい」とアピール。アン王女役は秋元と荘田由紀のWキャスト。映画でエディ・アルバートが扮した報道カメラマン役には小倉久寛。