三浦友和と百恵さん(旧姓・山口)夫妻の長男・三浦祐太朗が、ソロ歌手デビューすることが決まった。祐太朗は今夏、フォークシンガー・松山千春の自伝的小説を舞台化する「旅立ち~足寄より~」(文化通信社主催)に “松山千春役” で主演し俳優に初挑戦するが、歌でも再出発する。舞台のタイトルにもなっている、松山のデビュー曲「旅立ち」をカバー。ユニバーサルミュージックから8月1日に発売する。
祐太朗は、2008年にロックバンド 「Peaky SALT」のボーカルとしてメジャーデビューしシングル3枚とアルバム1枚をリリースしたが、メンバー内での方向性の違いから2010年に活動を休止、その後はソロ活動を目指してきた。今回、松山のデビュー35周年を記念した舞台「旅立ち~足寄より~」で “千春役” を射止めたことから、ソロとしてのデビューが決定した。
ソロデビュー曲に決まった「旅立ち」は、松山にとってもデビュー曲という以上に、育ての親であり恩人でもある札幌のSTVラジオ・竹田健二ディレクター(故人)との “出会いの曲” 。それだけに千春にとっては思い入れが深く、これまでカバーされることに対し首を縦に振らなかったと言われる。ゴーサインをもらった祐太朗は「光栄です。物まねではなく三浦祐太朗の『旅立ち』を精一杯歌いたい」と意気込む。
カップリングには、祐太朗のオリジナル曲のほか、松山のヒット曲「季節の中で」のカバーも収録される。同曲は、1978年に友和と百恵さんが共演したグリコ「アーモンドチョコレート」のCMソングとして使われたもの。松山と祐太朗の両親との “出会いの作品” で、同曲を祐太朗がどういったボーカルで蘇らせるのか大いに注目される。また祐太朗は、5月17日より渋谷のライブハウス「SHIBUYA-REX」で隔週の定期ライブもスタートさせる。
舞台「旅立ち~足寄より~」は、7月30日から8月3日まで東京・赤坂の草月ホールで行われる。STVラジオ・竹田ディレクター役には風間トオルが決定。ほか、故・逸見政孝さんの長男・逸見太郎をはじめ、城咲仁、鎌田奈津美らが出演予定。松山とSTVラジオ・竹田ディレクターとの出会いからデビューまでのふれあい、絆、信頼、そして別れを描く。