シンガーソングライター・曽根由希江のニューシングル「ねぇ、どうして」(4月25日発売)のカップリング曲「手をたたこう」が、今年のプレナスなでしこリーグと同チャレンジリーグのオフィシャルソングに起用されることが決まった。昨年のW杯優勝以来、人気うなぎ上りの女子サッカー。曽根の歌に乗せ、五輪イヤーの新シーズンが始まる。
9日、都内でリーグ開幕記者会見が開かれた。各チーム監督や選手を前に、曽根が楽曲を披露。「私も音楽活動を通じてお客さんの手拍子でパワーをもらってきたから、曲には“手の力”を信じたらどんなことでもできるという希望を込めた。この曲でサポーターの心がひとつになったら。私もスタジアムに応援に行きたい」と笑顔で話した。
ノリの良い曲調とさわやかな歌声が、選手たちの背中を押す。日本代表FWで昨年のなでしこリーグ王者・INAC神戸レオネッサのキャプテンを務める大野忍選手は「試合中にも聴きたい」。代表DFで日テレ・ベレーザのキャプテン、石清水梓選手は「声が本当に綺麗で感動した」と話した。
曽根は、2010年にシングル「ギンモクセイ」でCDデビューし、これまでにシングル3枚、ミニアルバム1枚をリリース。若い女性を中心に人気拡大中で、新たな着うた歌姫としてブレイクの兆し。ラジオDJやTBS系「王様のブランチ」のリポーターも務めている。
女子サッカーの大ファンで「今回のお話は本当に嬉しい。サッカーっていろんな人のパスがゴールに繋がる一体感、がむしゃらさに感動させられる」と感激。なでしこリーグは4月15日に開幕、下部のチャレンジリーグはすでに戦いが始まった。曽根は「やっぱりINAC神戸に目がいってしまう……。でも、個人的には石清水さんが好き。友達に似ていて勝手に親近感をわかせています」と話していた。