歌手で俳優の西郷輝彦が4日、ニューシングル「旅のあかり」を発売。実に自身42年ぶりとなる新曲発売キャンペーンイベントを都内で行った。いつもとは違うファンとの距離間に「ものすごく緊張……」と苦笑い。「旅のあかり」を披露し「歌詞を間違えないか心配だったけれどなんとかなった」と胸をなでおろした。
最後にキャンペーンを行った42年前を振り返り「『真夏のあらし』を発売したとき。ファンが集まり過ぎちゃって、レコード屋の屋根から逃げたよ。良い時代だったよね」と懐かしげ。まだまだ熱心なファンは依然として多く、この日のイベントも盛況。ひとりひとりとガッチリ握手するサービスで喜ばせた。
2月で65歳に。「旅のあかり」について「60代で定年退職してどうしようという男性に聴いてもらって、元気、やる気を出してもらいたい。恋人、家族、友人と3つのシーンが味わえる良い曲です」と同世代にアピール。
昨年久々の新曲「オリオン急行」を発売していて、これで2年連続のCDリリース。一方で俳優業でも変わらぬ活躍ぶり。「歌と演技、相乗効果があって良いリズム。これからも続けたい」と両立に意欲をみせた。5月18日にビルボードライブ大阪、同25日に東京・赤坂BLITZで公演を行う。
来年はデビュー50周年を迎える。「ぜひとも全国ツアーがやりたい」と要望。御三家の橋幸夫、舟木一夫との共演も「50周年だし、また一緒にやれたらいいね」と話していた。