歌手で俳優の加山雄三がホストを務めるBSフジの新トーク番組「アトリエ de 加山」(4月3日~火曜午後11時)の初回収録が15日、都内スタジオで行われた。“エレキの若大将”とTHE ALFEEのギタリスト・高見沢俊彦が対談。大好きなギターの話で盛り上がった。
熱のこもった2人のトークは自然とディープな方向に。単なるギター談議に終わらず、最後にはその科学的考察にまで至った。加山は「僕は(分析的で理論的な)左脳系なもんで、こうやって科学的な話ができるのがすごくうれしいんだなあ」と満面の笑み。
74歳になったがまだまだ元気いっぱい。船乗りとしても知られるが、現在は環境に優しい最先端の“エコシップ”開発にのめり込んでいると明かした。「そんなことばっかり考えてるからエレキが下手なんだけどな」と豪快に笑った。
高見沢は、往年の加山に魅せられギターに目覚めたという。あこがれの大先輩を前に「数いるギタリストの中で、僕を初回ゲストにご指名いただいて光栄の極みです」と恐縮しきり。加山の口からエコシップの展望などあらゆる知識が飛び出すのに圧倒されっぱなしで「加山さんはダ・ヴィンチですよ!」と唸っていた。
番組は、多くの趣味を持つ加山が毎回さまざまなゲストを迎え徹底的に語り合い、各分野の究極にして理想の一品を追求していく。大人の趣味人に向けた内容で、加山は「『それはもっとこうだろ!』だとか、視聴者からの意見もどんどんもらいたい」とアピールしていた。