今年で5回目となる文化放送社屋をはじめとする浜松町エリア一体のイベント「浜松町グリーン・サウンドフェスタ―浜祭―」が、11月3日の文化の日に開催された。
今回は文化放送開局60周年に加え、東日本の復興支援を強く打ち出して開催。芝大門の浄土宗大本山・増上寺も新たに参加し、公開生放送、公開録音、お笑い・音楽ライブ、そしてポケモンウォークラリーまで、幅広い客層を見せた。
あいにく曇り空の天候だったが、昨年を3万人上回る約10万8千人が来場。文化放送と増上寺を結ぶ通り沿いでは、通常の祝日の1.5倍もの来客があった店舗もあるなど、例年以上の賑わいを見せた。
今回の「エンタメ・トピックス」では、このイベントの模様を写真を交えて伝える(上写真は、汐留ビル前広場ステージの様子)。
主催:浜松町グリーン・サウンドフェスタ―浜祭―実行委員会
後援:港区/港区観光協会
協賛:AGF/日本みかん農協/MiraDelica/Yakult/ライオン
協力:アトム通貨実行委員会/佐川急便/汐留芝離宮ビルディング/社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス・ジェーマ/松竹/JR浜松町駅/JA全農/世界貿易センタービルディング/増上寺/大門振興会/高木屋老舗/東京タワー/東京モノレール/ハマサイトグルメ(汐留ビルディング)/文化放送グループ/ポケモンセンタートウキョー/港区立エコプラザ
●会場案内図&タイムスケジュール
■ハマサイト(汐留ビル前広場)
今年は初めて、イベント完全連動の公開特番「歌は文化だ!浜祭」を10時~17時50分の8時間弱にわたって編成し、こちらの特設ステージから生放送した。番組にはレギュラー番組パーソナリティの吉田照美、唐橋ユミ、大竹まこと、光浦靖子、グッチ裕三、玉川美沙らのほか、さだまさし、夏川りみ、井上あずみなどが次々に登場。
大竹まことは、放送直前に会場で会ったという津波で生き残った岩手の父子の話を紹介。子どもがPCで「大竹まことゴールデンラジオ!」を聴いているという話を聴いた大竹が「僕ね、ラジオで聴いている人はそんなに多くないと思ってるの。沢山の人に聴いて欲しいとかね、そうは思わない。でもね、1人聴いてくれたらね、僕は、もう、いい。1人が『あのバカの言ってたことが背中を押してくれたな』って思ってくれたらラジオの役目はそこになるなと思って。…今日は俺の1人のリスナーに会えたから嬉しかったです」と言葉を詰まらせながら語り、会場にいた出演者とリスナーの涙を誘った。
●文化放送グッズ販売
今年もオリジナルグッズが充実。震災の影響もあってか、室内/携帯兼用ラジオ(通常3千円→特別価格2千円)は、販売開始1時間で完売するという人気ぶりだった。
●グルメ屋台
汐留ビル内「ハマサイトグルメ」の各店舗が屋台で出店。イタリア風串焼き、地頭鶏もも、おでんもつ煮込み、お好み焼きなどなど、来場者は舌鼓を打った。
協賛社のライオンブース
日曜午後ワイド「グッチ裕三 日曜うまいぞぉ!」パーソナリティ・グッチ裕三握手会
増上寺会場のUSTREAM中継映像を会場に設置したモニターに表示
■History of 文化放送
今年は文化放送開局60周年。膨大な過去のタイムテーブルを発掘し、JR高架下で展示すると、老若男女多くのリスナーが昔を懐かしみながら足を止めた。