台湾俳優のウェン・シェンハオが5日、都内で来日会見を行った。そのルックスから“台湾の玉木宏”とも呼ばれるが「(玉木が出演した)映画『のだめカンタービレ』が台湾で上映されたときは、イベントにゲストで呼ばれたんです」と“指揮者”を真似てみせ、「一度、玉木さん本人ともお会いして一緒に写真をとりたい」と笑顔を見せた。
初の公式来日で、6月9日からBS日テレで日本初放送される主演ドラマ「結婚って、幸せですか」(木曜午後11時)をPR。ドラマは、理想的な夫婦関係が、夫の愛人の出現などにより壊れていく様子を描き、台湾では国民の4分の1が視聴するなど社会現象化した。
シェンハオは、次第に妻から離れ冷たい人間に変貌していく夫役。撮影を振り返り「(妻役の)ソニア・スイさんとは何度も共演経験があってプライベートでも仲が良かったのですが、今回は互いに役作りに力が入りすぎてお互いを嫌いになりかけました」と冗談めかした。「結婚がどんなものかがリアルに描かれているところが見どころです」と力を込めた。
プライベートではこれまでに何度も日本を訪れているという親日家。「日本のみなさんはとても丁寧に接してくれるし、おだやかな環境で空気がおいしいですね」。東日本大震災の発生に心を痛めていて「台湾や中華圏でも、できる限りの支援活動を行っています。以前に台湾で地震が起きたときは日本から大きな支援をいただいきました。一日も早く復興できるよう頑張りましょう」と話した。