講談社「男はつらいよ 寅さんDVDマガジン」発売
2011年01月24日
【代表取締役社長:指田洋】:毎週金曜日更新
大手出版社の講談社が松竹の権利提供により「男はつらいよ 寅さんDVDマガジン」(価格:創刊号790円/通常1560円)を、今月6日(木)に創刊号が発売され、以後隔週で全50巻が2年間にわたりリリースされる。
今回の「DVDマガジン」は、山田洋次監督の監督生活50周年を記念して発売されるものでDVDに「男はつらいよ」の劇場版全48作をはじめ、フジテレビで放送されたTVシリーズ、立川志らくによる作品トーク等が収録。マガジンには作品解説や山田洋次監督が寅さんの少年時代を綴る「けっこう毛だらけ」が連載される。
もともと「DVDマガジン」は、イタリア系出版社のディアゴスティーニ社がパートワーク(分冊)形式で百科事典を発売して大成功を収めたのが起因となっており、「DVDマガジン」はその映像版だ。日本では、2005年に渥美清主演のテレビドラマ「泣いてたまるか」やアメリカのTVドラマ「X-ファイル」が発売されヒット、2009年には同社から「東映時代劇傑作DVDコレクション」「東宝特撮影映画DVDコレクション」が相次いでリリースされ、それぞれ同社の歴代ベストセラーになっている。
価格は創刊号が1000円以内、2号以降が約倍に設定され、販売部数は2号が創刊号の約半分で以後、徐々に売れ行きは落ちていくという。
松竹の「DVDマガジン」への権利提供としては昨年、小学館が発売した「釣りバカ日誌」シリーズに続くもの。劇映画の「男はつらいよ」シリーズは“国民映画”として大ヒットを記録したが、今回の「DVDマガジン」の売れ行きは果たしていかに!?